19日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり144銘柄、値下がり76銘柄、変わらず5銘柄となった。
前日18日の米国株式市場は反発。11月消費者物価指数（CPI）の鈍化を好感し、寄り付き後、大幅上昇。その後、政府機関閉鎖による算出における制限で、データに懐疑的な見方も一部で広がり伸び悩んだ。しかし、マイクロンがけん引したほか利下げ期待にハイテクが大きく買われ、相場を支援し終日堅調に推移した。米株市場を横目に、本日の日経平均は反発して取引を開始。その後も買い手優位の状況が続いてじり高基調になると、前場終盤には49500円を超えた。後場以降は高値圏でもみ合う展開となったが、上げ幅を縮小する動きは限定的だった。海外市場で米長期金利が低下したことが安心感となり、東京市場でも直近軟調だったハイテク株や半導体関連株に物色が向かった。また、日経平均は今週に入り昨日まで1800円を超す下げとなっていたことから、押し目待ちや自律反発狙いの買いも入りやすかった。そのほか、日銀金融政策決定会合で利上げが決まったが、市場ですでに織り込み済みとの見方が多く、イベント通過の安心感も広がった。
大引けの日経平均は前営業日比505.71円高の49507.21円となった。東証プライム市場の売買高は27億4668万株、売買代金は6兆6499億円だった。業種別では、非鉄金属、建設業、情報・通信業などが上昇した一方で、その他製品、海運業、水産・農林業などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は72.2％、対して値下がり銘柄は23.9％となっている。
値上がり寄与トップはソフトバンクGとなり1銘柄で日経平均を約198円押し上げた。同2位はアドバンテストとなり、東エレク、フジクラ、豊田通商、イビデン、トヨタなどがつづいた。
一方、値下がり寄与トップはコナミGとなり1銘柄で日経平均を約14円押し下げた。同2位は任天堂となり、TDK、ソニーG、京セラ、日東電、ニトリHDなどがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 49507.21(+505.71)
値上がり銘柄数 144(寄与度+630.88)
値下がり銘柄数 76(寄与度-125.17)
変わらず銘柄数 5
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 17115 990 198.55
アドバンテ 19195 390 104.29
東エレク 31200 890 89.25
フジクラ 16630 670 22.40
豊田通商 5303 187 18.75
イビデン 11650 495 16.55
トヨタ自動車 3424 61 10.19
中外製薬 8291 100 10.03
イオン 2508 90 9.02
住友電気工業 6303 223 7.45
レーザーテック 28520 430 5.75
ファナック 5707 34 5.68
住友不動産 8031 167 5.58
三井物産 4532 61 4.08
武田薬品工業 4604 119 3.98
大成建設 14850 580 3.88
ディスコ 44720 540 3.61
良品計画 3027 53.5 3.58
富士通 4307 105 3.51
エムスリー 2132 43.5 3.49
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
コナミG 21340 -440 -14.71
任天堂 10650 -335 -11.20
TDK 2197 -21.5 -10.78
ソニーG 3994 -62 -10.36
京セラ 2162.5 -34 -9.09
日東電工 3648 -31 -5.18
ニトリHD 2832.5 -55.5 -4.64
第一三共 3300 -41 -4.11
ファーストリテ 56350 -40 -3.21
アステラス製薬 2100 -17 -2.84
トレンドマイクロ 6921 -84 -2.81
SMC 53150 -830 -2.77
エーザイ 4508 -75 -2.51
塩野義製薬 2716 -23 -2.31
7＆iHD 2221.5 -22 -2.21
富士フイルム 3361 -20 -2.01
キーエンス 55440 -590 -1.97
ベイカレント 6686 -58 -1.94
ダイキン工業 19585 -50 -1.67
大和ハウス工業 5218 -49 -1.64