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今日の為替市場ポイント:日銀は早期追加利上げに慎重姿勢

19日の米ドル・円は、東京市場では155円50銭から156円74銭まで上昇。欧米市場では156円94銭まで売られた後、157円78銭まで上昇し、157円75銭で取引終了。本日22日の米ドル・円は主に157円台で推移か。日本銀行は早期追加利上げに慎重であるため、米ドル・円は底堅い動きを保つ可能性がある。

12月19日のニューヨーク外為市場では、主要通貨に対する円売りが強まる展開となった。日本銀行は0.25ptの追加利上げを決定したものの、今後の追加利上げに関する方針を明確に示さなかったことが円売りにつながった。日銀植田総裁は会見で、「経済に対して引き締め的でも緩和的でもない中立金利について、推計値の下限までには少し距離がある」との見方を伝えたが、中立金利の水準については「経済の反応を点検しながら手探りで見ていかなければいけない」と述べた。日銀は2026年も追加利上げを行う可能性があるものの、実質金利がマイナスの状態が続くことから、円安基調は当面変わらないとみられる。

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