22日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり130銘柄、値下がり94銘柄、変わらず1銘柄となった。
前週末19日の米国市場は概ね終日堅調推移で終了。追加利下げを期待した買いが続き、ハイテクの上昇も支援要因となったほか、新年度相場に向けた資金流入も観測された。終盤にかけ、株価指数先物や個別取引、それぞれのオプション取引の期限にあたるクアドルプル・ウィッチング・デー絡み、さらに、指数入れ替えなどテクニカルな動きで伸び悩む場面も見られた。米株市場を横目に、本日の日経平均は大幅続伸でスタート。心理的節目の5万円を回復すると、前場はじりじりと上げ幅を広げた。その後は上値の重い展開が続き、50400円付近で横ばい推移となった。日銀の金融政策決定会合を通過した他、米国でのハイテク株高の流れもあり東京市場でも値がさハイテク株の上昇が指数を押し上げた。また、金利高を受けて銀行株が買われたほか、円安進行で輸出株も堅調に推移した。ただ、今週後半にかけて海外市場は、クリスマス、ボクシングデーのために休場(米国市場は25日のみ休場)となる。海外投資家の資金流入が徐々に減少していくとみられるなか、国内外での重要イベントも通過しており、積極的に買い進む動きは限定的だった。
大引けの日経平均は前営業日比895.18円高の50402.39円となった。東証プライム市場の売買高は20億8310万株、売買代金は5兆141億円だった。業種別では、非鉄金属、電気機器、機械などが上昇した一方で、陸運業、空運業、その他製品などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は48.0%、対して値下がり銘柄は48.5%となっている。
値上がり寄与トップはアドバンテスト、同2位は東エレクとなり、2銘柄で日経平均を約426円押し上げた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップはレゾナックで8.27%高、同2位はSUMCOで8.03%高だった。
一方、値下がり寄与トップは任天堂、同2位はテルモとなり、2銘柄で日経平均を約24円押し下げた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップはSHIFTで4.59%安、同2位はニトリHDで4.32%安だった。
*15:30現在
日経平均株価 50402.39(+895.18)
値上がり銘柄数 130(寄与度+1064.44)
値下がり銘柄数 94(寄与度-169.26)
変わらず銘柄数 1
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
アドバンテ 20050 855 228.63
東エレク 33170 1970 197.55
ソフトバンクG 17815 700 140.39
ファーストリテ 57410 1060 85.03
ファナック 6031 324 54.15
フジクラ 17785 1155 38.61
日東電工 3791 143 23.90
レーザーテック 30220 1700 22.73
ダイキン工業 20220 635 21.23
イビデン 12250 600 20.06
ディスコ 47230 2510 16.78
TDK 2230 33 16.55
住友電気工業 6761 458 15.31
京セラ 2203 40.5 10.83
リクルートHD 8949 100 10.03
信越化 4847 59 9.86
SCREEN 13425 635 8.49
安川電機 4584 187 6.25
トヨタ自動車 3455 31 5.18
キヤノン 4756 102 5.11
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
任天堂 10245 -405 -13.54
テルモ 2297 -42.5 -11.36
ニトリHD 2710 -122.5 -10.24
イオン 2410.5 -97.5 -9.78
東京海上HD 5820 -134 -6.72
KDDI 2694 -15.5 -6.22
ソニーG 3960 -34 -5.68
エムスリー 2065 -67 -5.37
トレンドマイクロ 6765 -156 -5.21
大塚HD 9082 -140 -4.68
野村総合研究所 6041 -138 -4.61
キッコーマン 1431 -26.5 -4.43
日本ハム 6603 -223 -3.73
セコム 5596 -52 -3.48
大和ハウス工業 5121 -97 -3.24
JR東海 4311 -190 -3.18
中外製薬 8262 -29 -2.91
電通グループ 3324 -85 -2.84
アステラス製薬 2084 -16 -2.67
ZOZO 1333.5 -26 -2.61