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米国株高を映した買いと急ピッチの上昇に対する利食い売りが交錯か

[本日の想定レンジ]
22日のNYダウは227.79ドル高の48362.68ドル、ナスダック総合指数は121.21pt高の23428.83pt、シカゴ日経225先物は大阪日中比100円安の50320円だった。本日は米国株高を受けた買いと前日の大幅上昇の反動からの利食い売りが交錯し、もみ合い展開が予想される。前日は、米ハイテク株高や円安進行を背景にリスク選好ムードが強まり、日経平均は1週間ぶりに節目の5万円の大台を回復した。ローソク足はマドを空けて陽線を形成し、上昇に転じた25日移動平均線(49817円)を上回り、地合いの好転を示唆したとみられ、掉尾の一振に対する期待が高まりそうだ。また、前日の米国市場では、「米半導体大手エヌビディアが中国の顧客に対し、前世代型の先端半導体「H200」の出荷を始める方針」と一部で伝えられ、エヌビディアや他の人工知能(AI)関連株が上昇したことは、東京市場の半導体関連株買いの追い風になると予想される。ただ、日経平均は前日に節目の5万円台を回復するなど急ピッチで上昇しており、高値警戒感がくすぶるほか、ナイトセッションの日経225は軟化しており、利益確定売りに上値の重さが意識される場面もありそうだ。一方、日米ともに年内の重要なイベントを通過したことで、突発的なネガティブ材料が出てこなければ、年末高に向けた動きに変化はないと見る向きも多く、総じて堅調地合いが続きそうだ。上値メドは、心理的な節目の51000円や11月11日の高値(51513円)、心理的な節目の52000円、下値メドは、心理的な節目の50000円や5日線(49561円)、心理的な節目の49000円などが挙げられる。

[予想レンジ]
上限50700円-下限50000円

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