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日経平均は小幅続伸、5万円台で堅調も円高が重石

前日22日の米国株式市場は続伸。追加利下げを期待した買いが続き、寄り付き後、上昇。半導体エヌビディア(NVDA)の回復がけん引し相場は続伸した。クリスマスラリー期待を受けた買いも目立ち、終日堅調に推移し、終盤にかけ上げ幅を拡大し、終了。セクター別では銀行・自動車・自動車部品が上昇した一方、耐久消費財・アパレルが下落した。米株式市場の動向を横目に、23日の日経平均は反落して取引を開始した。寄付き直後は22日の米市場の上昇を受けて買いが先行したものの、早朝の為替で円高が進行したこともあり、上値の重さが意識される展開となった。その後、景気指標や企業業績見通しを巡る国内外の経済ニュースを背景に、需給判断が交錯する形で終日の取引時間を通じて狭いレンジでの推移となった。売買は比較的低調で、出来高は概ね前週比でやや薄い状況が続いた。こうした環境下で、市場参加者の間ではリスク選好とリスク回避が拮抗する動きとなり、日経平均は小幅ながら堅調さを保った。

 大引けの日経平均は前日比10.48円高の50,412.87円となった。東証プライム市場の売買高は18億882万株、売買代金は4兆1374億円、業種別では空運業、医薬品、その他製品が値上がり率上位、輸送用機器、非鉄金属、ゴム製品などが値下がり率上位となっている。東証プライム市場の値上がり銘柄は75.8%、対して値下がり銘柄は21.5%となっている。

 個別では、TDK、ソニーG、KDDI、リクルートHD、イビデン、コナミG、バンナムHD、任天堂、塩野義、中外薬、信越化、豊田通商、テルモ、第一三共、武田などの銘柄が上昇。

 一方、アドバンテスト、ファーストリテ、ファナック、東エレク、ソフトバンクG、トヨタ、京セラ、住友電、日東電、スズキ、三菱商、ホンダ、SUBARU、デンソー、レーザーテクなどの銘柄が下落。

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