23日の中国本土市場は5日続伸。主要指標の上海総合指数が前日比2.62ポイント(0.07%)高の3919.98ポイントで引けた。
当局の政策期待や主要国株価の地合い改善を受け5日続伸となった。上海総合指数が前日比僅かに上昇したものの、引けにかけて伸び悩んだ。景気刺激や当局の支援観測が買いを支えた半面、世界的な年末商いの薄さとリスク回避の動きが上値を抑制した。投資家心理は政策期待と年末要因で方向感に乏しく、終盤は小幅なもみ合いで推移した。
業種別では、資源・素材が高い。山東黄金(600547/SH)が6.9%高、廈門タングステン業(600549/SH)が4.0%高、馬鞍山鋼鉄(600808/SH)が5.6%高、華新建材集団(600801/SH)が2.7%高で引けた。また、中国石油天然気(601857/SH)も1.7%高で引けた。
ほかに、銀行・保険株も買われた。上海浦東発展銀行(600000/SH)が1.6%高、中信銀行(601998/SH)が1.1%高、新華人寿保険(601336/SH)が1.6%高となった。
一方、自動車セクターが安い。重慶千里科技(601777/SH)が3.0%安、広州汽車集団(601238/SH)が1.9%安、遼寧曙光汽車集団(600303/SH)が2.7%安で取引を終了した。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.94ポイント(0.38%)高の249.17ポイント、深センB株指数が7.05ポイント(0.56%)安の1257.24ポイントで終了した。