23日の米ドル・円は、東京市場では157円08銭から155円91銭まで下落。欧米市場では155円65銭まで売られた後、156円54銭まで反発し、156円27銭で取引終了。本日24日の米ドル・円は主に156円台で推移か。日本の財政悪化に対する懸念は消えていないため、ドルは下げ渋る可能性がある。
米商務省が12月23日発表した7-9月期国内総生産(GDP)速報値は前期比年率+4.3%のやや高い伸びを記録し、成長率は4-6月期の+3.8%を上回った。個人消費が経済成長をけん引した。輸出の増加や設備投資がまずまず堅調だったことも寄与した。市場参加者の間からは「7-9月期の成長率は予想を超えており、1月利下げの可能性は大幅に低下した」との声が聞かれている。ただ、トランプ米大統領は米連邦準備制度理事会(FRB)次期議長には金利を引き下げてほしいとの考えを示しており、米政策金利見通しについては予断を許さない状況が続くことになりそうだ。