マネーボイス メニュー

日経平均は小反落、4営業日ぶりに下落

前日23日の米国株式市場は続伸。金利高を嫌気し、寄り付き後、軟調に推移。その後、7-9月期の国内総生産(GDP)で消費が支援し2年ぶりの高成長となった結果を受け、景気に楽観的な見方が広がり相場を押し上げた。ハイテクも強く、終盤にかけ上げ幅を拡大し、終了。セクター別では半導体・同製造装置が上昇した一方、消費者サービスが下落した。米株式市場の動向を横目に、24日の日経平均はと続伸して取引を開始した。寄付き後は前日の米国株高を受けて買いが先行し、午前中の取引では一段の上値追いも見られたものの、薄商いの中で上値・下値を探る展開となった。為替市場では円相場がやや円安圏で推移し、輸出関連株の支援材料となった。一方で、ソフトバンクGやファーストリテなどの値がさ株が売りに押され、日経平均を下押しした。年末を控えたポジション調整の動きも一部に散見され、後場には始値を下回り、その後もプラス圏に浮上することができないまま大引けを迎えた。

 大引けの日経平均は前日比68.77円安の50,344.10円となった。東証プライム市場の売買高は17億577万株、売買代金は3兆9281億円、業種別では非鉄金属、陸運業、海運業が値上がり率上位、空運業、保険業、輸送用機器などが値下がり率上位となっている。東証プライム市場の値上がり銘柄は31.8%、対して値下がり銘柄は63.4%となっている。

 個別では、アドバンテスト、イビデン、東エレク、スクリン、フジクラ、住友鉱、ファナック、イオン、ディスコ、荏原、信越化、サッポロHD、DOWA、エーザイ、安川電などの銘柄が上昇。

 一方、ソフトバンクG、ファーストリテ、TDK、ソニーG、コナミG、トヨタ、KDDI、豊田通商、バンナムHD、中外薬、ダイキン、テルモ、三菱商、東京海上、ネクソンなどの銘柄が下落。

シェアランキング

編集部のオススメ記事

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
MONEY VOICEの最新情報をお届けします。