24日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり84銘柄、値下がり136銘柄、変わらず5銘柄となった。
前日23日の米国株式市場は続伸。金利高を嫌気し、寄り付き後、軟調に推移。その後、7-9月期の国内総生産(GDP)で消費が支援し2年ぶりの高成長となった結果を受け、景気に楽観的な見方が広がり相場を押し上げた。ハイテクも強く、終盤にかけ上げ幅を拡大し、終了。セクター別では半導体・同製造装置が上昇した一方、消費者サービスが下落した。米株式市場の動向を横目に、24日の日経平均は続伸して取引を開始した。寄付き後は前日の米国株高を受けて買いが先行し、午前中の取引では一段の上値追いも見られたものの、薄商いの中で上値・下値を探る展開となった。為替市場では円相場がやや円安圏で推移し、輸出関連株の支援材料となった。一方で、ソフトバンクGやファーストリテなどの値がさ株が売りに押され、日経平均を下押しした。年末を控えたポジション調整の動きも一部に散見され、後場には始値を下回り、その後もプラス圏に浮上することができないまま大引けを迎えた。
大引けの日経平均は前日比68.77円安の50344.10円となった。東証プライム市場の売買高は17億577万株、売買代金は3兆9281億円、業種別では非鉄金属、陸運業、海運業が値上がり率上位、空運業、保険業、輸送用機器などが値下がり率上位となっている。東証プライム市場の値上がり銘柄は31.8%、対して値下がり銘柄は63.4%となっている。
値下がり寄与トップはソフトバンクGとなり1銘柄で日経平均を約42円押し下げた。同2位はファーストリテとなり、TDK、ソニーG、コナミG、トヨタ、KDDIなどがつづいた。
一方、値上がり寄与トップはアドバンテストとなり1銘柄で日経平均を約129円押し上げた。同2位はイビデンとなり、東エレク、スクリーンHD、フジクラ、住友鉱、ファナックなどがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 50344.10(-68.77)
値上がり銘柄数 84(寄与度+256.70)
値下がり銘柄数 136(寄与度-325.47)
変わらず銘柄数 5
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
アドバンテ 20160 485 129.69
イビデン 13270 695 23.23
東エレク 33220 220 22.06
SCREEN 14920 1360 18.18
フジクラ 18070 230 7.69
住友金属鉱山 6488 439 7.34
ファナック 5925 34 5.68
イオン 2474 46.5 4.66
ディスコ 47290 440 2.94
荏原製作所 3698 72 2.41
信越化 4906 14 2.34
サッポロHD 8092 285 1.91
DOWA 7360 275 1.84
安川電機 4626 53 1.77
エーザイ 4608 53 1.77
パナHD 2062.5 52.5 1.75
太陽誘電 3555 52 1.74
富士フイルム 3392 14 1.40
武田薬品工業 4860 37 1.24
ローム 2197.5 26.5 0.89
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 17525 -210 -42.12
ファーストリテ 56480 -510 -40.91
TDK 2200.5 -68.5 -34.34
ソニーG 3990 -79 -13.20
コナミG 21245 -370 -12.37
トヨタ自動車 3353 -62 -10.36
KDDI 2715 -20 -8.02
豊田通商 5291 -79 -7.92
バンナムHD 4206 -78 -7.82
中外製薬 8266 -74 -7.42
ダイキン工業 20155 -195 -6.52
テルモ 2291.5 -24 -6.42
三菱商事 3512 -56 -5.62
東京海上HD 5798 -104 -5.21
ネクソン 3750 -75 -5.01
HOYA 23655 -285 -4.76
ベイカレント 6569 -137 -4.58
三井物産 4540 -58 -3.88
セコム 5603 -53 -3.54
レーザーテック 29735 -265 -3.54