コレックホールディングスは24日、子会社のC-clampが、営業におけるデータ活用の高度化に向け、営業活動管理システム「サイゼン」と生成AIを活用した営業人員の育成・業務効率化の取り組みを開始したと発表した。
C-clampは個人住宅向けの太陽光パネル、蓄電池、エコキュートの販売事業を展開している。今回の取り組みでは、「サイゼン」に蓄積される訪問時間帯、提案内容、顧客属性などの営業データを生成AIで整理・分析し、営業行動の傾向把握と管理精度の向上を図る。これにより、管理者が日々の活動状況を俯瞰し、適切なフォローや判断を行いやすくする。
また、日報や訪問記録を基に各自の強みや改善点を可視化し、育成ポイントを明確にすることで、属人的になりがちな営業人材育成を補完し、習熟スピードの向上を目指す。さらに、エリア別・案件別の成果を比較・整理し、成約につながった成功パターンを共有することで、営業活動の質の平準化と成約率の底上げにつなげる。
同社は将来的に、訪問計画の最適化、提案内容整理の支援、教育コンテンツの生成、マネジメント精度の向上など、生成AIを活用した支援領域を拡張し、営業活動を支える基盤づくりを進めるとしている。