26日の中国本土市場は8日続伸。主要指標の上海総合指数が前日比4.06ポイント(0.10%)高の3963.68ポイントポイントで引けた。
小幅安で始まった後、上昇基調を維持し指数は続伸した。景気対策への期待が根強く、当局の支援観測がリスク選好を支えた一方、薄商いのなかで利益確定売りがテック関連に圧力をかけた。投資家心理は当局の政策姿勢に左右され、資源関連や景気敏感セクターに資金が向かう動きが目立った。テック株の売りが上値を抑制し、指数の伸びは限定的となったが、底堅い買いが全体を下支えした。終盤は指数が前日比で上昇して引けた。
セクター別では、非鉄金属が全体の上昇をけん引。中国リョ業(601600/SH)が8.0%高、西蔵珠峰資源(600338/SH)が6.3%高、西部鉱業(601168/SH)が6.1%高、山東南山リョ業(600219/SH)が6.0%高となった。また、航空銘柄も買われた。陝西航天動力高科技(600343/SH)が4.9%高、航天時代電子技術(600879/SH)が4.6%高と堅調な値動きを示した。
半面、製紙株は売られた。福建省青山紙業(600103/SH)が4.9%安、宜賓紙業(600793/SH)が3.8%安、牡丹江恒豊紙業(600356/SH)が3.0%安で引けた。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.34ポイント(0.13%)高の252.87ポイント、深センB株指数が3.44ポイント(0.27%)高の1265.30ポイントで終了した。