29日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり125銘柄、値下がり100銘柄、変わらず0銘柄となった。
前週末26日の米国株式市場はやや軟調に推移。クリスマス祭日明けで材料乏し
く、寄り付き後、まちまち。金利高や地政学的リスクの上昇を警戒し、ダウは下落した。ナスダックは、エヌビディア（NVDA）の上昇がけん引し、終日底堅く推移したが、プラス圏を維持できず。米株市場を横目に、29日の日経平均は反落でスタート。やや売りが先行した後は、終日50500円付近で軟調もみ合い展開となった。2025年相場もあと2営業日となるなか、市場参加者は限られていた。値がさハイテク株などの主力どころが弱く始まったこともあり、寄り付き後に下げ幅を広げたが、その後は下げ渋った。そのほか、日本銀行の利上げ継続が意識され、一時円高・ドル安が進行したことも相場の重荷となった。なお、トランプ米大統領とウクライナのゼレンスキー大統領との会談については、和平案に絡んだ領土問題で合意に至らなかったと伝わっている。
大引けの日経平均は前営業日比223.47円安の50526.92円となった。東証プライム市場の売買高は16億9678万株、売買代金は4兆3310億円だった。業種別では、ゴム製品、鉱業、医薬品などが下落した一方で、非鉄金属、卸売業、鉄鋼などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は61.4％、対して値下がり銘柄は34.4％となっている。
値下がり寄与トップはアドバンテストとなり1銘柄で日経平均を約124円押し下げた。同2位はファーストリテとなり、ダイキン、KDDI、中外薬、TDK、東エレクなどがつづいた。
一方、値上がり寄与トップはソフトバンクGとなり1銘柄で日経平均を約28円押し上げた。同2位はフジクラとなり、伊藤忠、ファナック、三井物、住友鉱、三菱商などがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 50526.92(-223.47)
値上がり銘柄数 125(寄与度+172.31)
値下がり銘柄数 100(寄与度-395.78)
変わらず銘柄数 0
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 4485 35 28.08
フジクラ 17805 645 21.56
伊藤忠商事 2015 102 17.05
ファナック 6082 98 16.38
三井物産 4690 125 8.36
住友金属鉱山 6675 254 4.25
三菱商事 3569 40 4.01
豊田通商 5352 33 3.31
コナミG 21650 90 3.01
住友電気工業 6336 81 2.71
信越化 4909 15 2.51
住友商事 5493 75 2.51
SMC 54270 620 2.07
安川電機 4720 59 1.97
東京海上HD 5836 33 1.65
富士電機 11955 245 1.64
大成建設 14945 245 1.64
サッポロHD 1702 47.8 1.60
三井金属鉱業 17800 475 1.59
TOTO 4425 94 1.57
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
アドバンテ 19780 -465 -124.34
ファーストリテ 56390 -880 -70.59
ダイキン工業 19890 -410 -13.70
KDDI 2718 -32.5 -13.04
中外製薬 8305 -105 -10.53
TDK 2206 -20.5 -10.28
東エレク 34230 -100 -10.03
大塚HD 8910 -289 -9.66
リクルートHD 9004 -96 -9.63
トレンドマイクロ 6525 -241 -8.06
レーザーテック 29420 -580 -7.75
ディスコ 47750 -1120 -7.49
日東電工 3714 -43 -7.19
第一三共 3370 -63 -6.32
キヤノン 4682 -88 -4.41
テルモ 2282 -15.5 -4.14
良品計画 2808.5 -56.5 -3.78
HOYA 23460 -200 -3.34
花王 6245 -98 -3.28
JT 5667 -92 -3.08