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30日の中国本土市場概況:上海総合は10日ぶり反落、方向感の乏しい展開

30日の中国本土市場は10日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数が前日比0.16ポイント(0.00%)安の3965.12ポイントで引けた。

後半はプラス圏を回復したが、引け間際に指数は小幅下落した。前日の上昇を支えた非鉄金属や半導体関連の買いは継続したが、主要金融株の売りが重荷となった。景気敏感株への資金流入と金融セクターの弱さが交錯し、心理的重荷が意識された。投資家はリスク選好と警戒感のはざまで売買を進め、出来高は低調だった。全体として底堅さは保たれたものの、需給改善の明確な兆候は見えず、相場は方向感に欠ける展開となった。

セクター別では、保険銘柄が売られた。中国平安保険(601318/SH)が1.5%安、中国人民保険集団(601319/SH)と新華人寿保険(601336/SH)がそろって1.3%安、中国人寿保険(601628/SH)が1.2%安で引けた。

また、不動産株もさえない。金地集団(600383/SH)が1.9%安、新城控股集団(601155/SH)と信達地産(600657/SH)がそろって1.7%安、保利発展控股集団(600048/SH)が1.6%安とそろって軟調な値動きを示した。

半面、石油銘柄は堅調だった。中国海洋石油(600938/SH)が3.2%高、中国石油化工(600028/SH)が2.7%高、中国石油天然気(601857/SH)が1.9%高で取引を終えた。非鉄金属や金鉱株、半導体株なども買われている。

外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.69ポイント(0.27%)高の254.11ポイント、深センB株指数が1.92ポイント(0.15%)高の1263.39ポイントで終了した。

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