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テリロジーHD Research Memo(4):RPAや多言語通訳、受託開発を展開するソリューション部門

■テリロジーホールディングスの事業概要

4. ソリューションサービス部門
ソリューションサービス部門は、主にテリロジーサービスウェア、IGLOOO、クレシード及びログイットが展開している。テリロジーサービスウェアの主要商材は、同社グループ開発ソフトウェアRPAツール「EzAvater」、訪日外国人観光客と円滑にコミュニケーションを取るための多言語リアルタイム映像通訳サービス「みえる通訳」、中堅・中小規模の法人向けクラウド管理型マネージドVPNサービス「MORA VPN Zero-Con」、中小企業におけるセキュリティリスクの高まりに対応した「Zero-Con SASE」などである。またIGLOOOは、欧米豪・中東向けに特化した訪日インバウンドメディア「VOYAPON(ヴォやポン)」を活用したプロモーション事業、クレシードは情報システムDX支援・システム受託開発を展開し、ログイットはCX(カスタマー・エクスペリエンス)に特化した企業向けコンタクトセンターソリューションなどの情報システム事業を展開している。なお2025年11月にテリロジーサービスウェアが、ワールドシティ(株)及びワンプラネット(株)より翻訳・通訳・講師派遣事業を譲受した。企業の海外への情報発信のサポートや、海外とのオンラインミーティングの際の通訳など専門性が高いビジネス通訳分野を強化する。

「EzAvater」は誰でも簡単に、定型業務自動化ロボットを作成できることが特徴である。販売代理店を活用した拡販戦略で認知度が高まり、業界・業種・規模を問わず契約件数が増加基調となっている。なお主要な販売パートナーはパナソニックソリューションテクノロジー(株)、(株)レゾナゲート、ウチダエスコ(株)、(株)日立システムズ、シーイーシーなどである。

「みえる通訳」はタブレットやスマートフォンを利用し、いつでもどこでもワンタッチで通話オペレーターが接客等をサポートするサービスである。2024年6月にはENGAWA(株)が運営するOMOTENASHI NIPPONにおいて「OMOTENASHI SELECTION(おもてなしセレクション)」を受賞した。インバウンド需要の増加に伴い、百貨店・小売店舗、駅・空港、宿泊施設など1件当たりID数の多い施設での導入が進展し、ID数は増加基調である。導入事例としては、小売では総合小売業のイオンリテール(株)、紳士服・婦人服等の(株)AOKI、眼鏡量販店のZoff((株)ゾフ)など、宿泊施設では(株)西武・プリンスホテルズワールドワイド、(株)東京ドームホテル、共立メンテナンスなど、自治体では東京都北区、東京都文京区、安曇市など、医療機関では聖マリアンナ医科大学など、その他ではふくおかフィナンシャルグループ傘下の(株)福岡銀行、熊本銀行及び(株)十八親和銀行、東京動物園協会、長岡花火財団などがある。

IGLOOOは欧米豪・中東向けに特化した観光関連プロモーション事業を展開している。訪日外国人観光客・インバウンド需要の増加に伴って観光地PR動画制作が増加基調であり、2023年以降に山梨県、大分県、四国などの魅力を紹介するPR動画を制作している。また2025年7月には旅行業免許を取得し、同年9月には訪日インバウンドメディア「VOYAPON(ヴォやポン)」の新機能「VOYAPON+(プラス)」を正式リリースした。今後のWeb3時代の到来を視野に入れ、メディアからプラットフォームへ進化し、訪日観光客の計画・実行フェーズをトータルに支援する。

クレシードは企業向け情報システム業務支援やシステム受託開発など、ログイットはCX(カスタマー・エクスペリエンス)に特化した企業向けコンタクトセンターソリューションなどの情報システム事業を展開している。2025年5月に資本業務提携したPeaSoftについては、クレシードのシステム開発ソリューション事業においてPeaSoftのIT人材を活用するほか、ベトナムにおける日系企業向けシステム開発を拡大する。今後はシステム構築などITサービス分野を新たな収益柱に育成する方針だ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展)

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