15日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米経済指標の改善が続けば米国の緩和的な金融政策への思惑は後退し、ドル買い先行の見通し。ただ、高値圏では日本の円安牽制が意識され、上値の重さが目立つだろう。
前日発表された米国の小売売上高は改善、生産者物価指数(PPI)は伸びを示し,景気減速懸念の後退によりドル買い先行。ただ、米長期金利の低下でドルは下げに転じた。また、日本の円安牽制で円買いも強まり、主要通貨を下押し。ユーロ・ドルは1.1660ドル台から1.1630ドル台に、ドル・円は158円80銭付近から158円10銭台に失速している。本日アジア市場はその反動でユーロ・ドル、ドル・円は底堅さが目立った。
この後の海外市場は米経済指標にらみ。良好な小売売上高やPPIの結果を受け、連邦準備制度理事会(FRB)の追加利下げ観測はやや後退しており、金利高に振れればドル買いが入りやすい。今晩のフィラデルフィア連銀景況指数も予想通り改善すれば、ドル買いを後押ししよう。ただ、日本の衆院解散観測を背景に円売りに振れやすい反面、前日同様、高値圏では為替介入への警戒感が広がり、円安牽制が主要通貨への下押し圧力となりそうだ。
【今日の欧米市場の予定】
・19:00 ユーロ圏・11月鉱工業生産(10月:前月比+0.8%)
・19:00 ユーロ圏・11月貿易収支(10月:+184億ユーロ)
・22:30 米・前週分新規失業保険申請件数(前回:20.8万件)
・22:30 米・1月フィラデルフィア連銀景況調査(予想:-2.9)
・22:30 米・1月NY連銀製造業景気指数(予想:1.0)