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ナガイレーベ Research Memo(8):2026年8月期は年間60.0円配当予想だが業績次第で増配も

■株主還元策

ナガイレーベンの2025年8月期末の自己資本比率は92.5%と高く、財務状況は安定している。同社の業態から考えると利益が急速に悪化する可能性は低く、安定した収益が続くと予想される。このため社外への配分(株主還元)が少ないと毎年留保された利益が自己資本に積み上がり、自己資本当期純利益率(ROE)の低下、すなわち資本効率の低下を招く。しかしながら同社では、利益成長に見合う増配に加えて、資本効率の向上と経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を目的とする、自己株式の取得を含めた総合的な株主還元を積極的に行っており、これによって比較的高いROE(2025年8月期6.1%)を維持している。

同社は単体ベースでの配当性向50%以上を公約していることから、2017年8月期から2024年8月期まで年間60.0円の配当を実施した。終了した2025年8月期も当初は年間60.0円の配当を予定していたが、2025年が同社創業110周年であったことから、記念配当を含めて年間配当を100.0円に増配した。進行中の2026年8月期については、現時点では通常の年間60.0円配当(予想配当性向62.2%)の予定だが、今後の業績次第では増配の余地はありそうだ。

さらに同社は、自己株式の取得にも前向きである。2025年11月から2026年2月末までに上限600,000株(上限10億円)の自己株式取得を発表済みだが、既にこの第1四半期中に140,500株(263百万円)の自己株式取得を行い、さらに2025年11月28日付で5,000,000株の自己株式消却を行った。この結果、2026年8月期第1四半期末の自己株式は396,725株(615百万円)となった。強固な財務体質に加え、このような積極的な株主還元の姿勢は大いに評価に値するだろう。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

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