全米不動産業者協会(NAR)が発表した米12月中古住宅販売成約指数は前月比―9.3%の71.8となった。予想も下回り、前月からの下落率はパンデミックにより経済が封鎖された2020年4月来で最大となった。将来の中古住宅販売の低迷が示唆された。NARチーフエコノミストのヤン氏は住宅市場がまだ最悪期を脱していないとしたほか、12月の結果が「一カ月だけの兆候」また、「悪化する兆候である」か不透明と慎重な見通しを示した。例年、冬は売上が鈍化する時期であるが、12月としての下落率は統計が開始された2001年来で最大という。
住宅ローン金利が6%前後に落ち着いたものの、需要は期待されていた程戻らなかった。結果を受け、建設業者は、見通しを引下げる必要があると懸念を表明。トランプ大統領は今年実施される中間選挙に向けアフォーダビリティ改善を目指した試みの一環で機関投資家による一戸建て住宅投資を制限する大統領令に署名。市場活性化につながるかに注目される。