28日の日本株市場は売り先行で始まった後は、半導体株の底堅さを見極めながらの押し目狙いのスタンスに向かわせそうだ。27日の米国市場は、NYダウが408ドル安、ナスダックは215ポイント高だった。予想を下回る決算を発表したユナイテッドヘルス・グループが急落し、NYダウを押し下げる格好になった。一方で、決算期待から半導体株の一角が買われ、ナスダック指数は上昇。シカゴ日経225先物は大阪比520円安の52830円。円相場は1ドル=152円20銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から売り先行で始まろう。日経225先物はナイトセッションで寄り付きの53340円を高値に軟化し、米国市場の取引開始後には52760円まで下げる場面もみられており、前日の上昇部分を帳消しにしている。ただ、朝方は売りが先行するとみられるものの、米国ではアップルやマイクロソフトといった大型テック株のほか、マイクロン・テクノロジーなど半導体株の一角が買われている。
国内ではアドバンテストが引け後に決算を発表する。決算を前に買い方の利益確定の売りが入りやすいだろうが、一方で高値を更新するなかで売り方の買い戻しの動きが強まる展開も意識されやすいところである。指数インパクトの大きい値がさハイテク株の上昇が先物市場での思惑的な買いにつながる可能性もあるため、半導体株にらみの相場展開になりそうだ。
また、為替市場ではドル円が1ドル=152円台前半と大きく円高に振れて推移している。輸出関連株などは手掛けにくくさせると考えられるなかで、政策期待も重なって小売りなど内需系の一角には見直しの買いが入りやすいと考えられる。そのほか、昨夕決算を発表したところでは、リアルゲイト、JMC、テセック、鈴木、マクアケ辺りが注目されそうである。