30日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米連邦準備制度理事会(FRB)議長人事をにらみ、ドルに買い先行の見通し。ただ、日米協調介入の思惑はくすぶり、上値ではドル売り・円買いが見込まれる。
29日の欧米外為市場では、米トランプ政権の通商政策を巡る先行き不透明感が改めて意識され、全般にドル売り・円買いが優勢となった。米連邦公開市場委員会(FOMC)では政策金利を据え置いたものの、米金利安を手がかりとした値動きに。ユーロ・ドルは1.1960ドル台に持ち直し、ドル・円は152円付近まで売られた。ただ、本日アジア市場で、FRB議長人事でウォーシュ元理事選出の可能性が浮上し、ドル買い材料となった。
トランプ大統領は近くFRB議長を指名する意向で、この後の海外市場も注目される。ウォーシュ氏はかつてタカ派寄りの政策に傾いた経緯もあり、同氏選出を見込んだドル買いが入りやすい。ただ、次期議長もトランプ政権から緩和的な政策が期待されるとみられ、ドル買いは限定的となりそうだ。一方、日本では衆院選を意識した財政拡張懸念で根強い円売りが主要通貨を押し上げる。半面、日米協調介入の思惑から上値の重さも意識されやすい。
【今日の欧米市場の予定】
・17:55 独・1月失業率(予想:6.3%、12月:6.3%)
・18:00 独・10-12月期国内総生産(予想:前年比+0.3%、前回0.3%)
・22:30 欧・10-12月期域内総生産(予想:前年比+1.3%、前回+1.4%)
・21:00 南アフリカ・12月貿易収支(予想:+273億ランド、11月:+377億ランド)
・22:00 独・1月消費者物価指数(予想:前年比+2.0%、12月:+1.8%)
・22:30 米・12月生産者物価コア指数(11月:前年比+3.0%)
・22:30 米・1月シカゴPMI(予想:44.0、12月:43.5)