3日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米景気回復期待でタカ派的な金融政策に思惑が広がり、ドル買いに振れやすい。一方、総選挙での与党勝利をにらみ円売り継続も、日米協調介入への警戒が重石となりそうだ。
前日発表された米ISM製造業景況感指数が市場予想を大きく上回り、景況拡大を示す50を約1年ぶりに回復したことで、米景気の底堅さが意識された。加えて、トランプ米大統領が次期連邦準備制度理事会(FRB)議長にウォーシュ元FRB理事を指名したとの報道が引き続きドル買いを誘った。ユーロ・ドルは1.1770ドル台に下げ、ドル・円は155円80銭付近に浮上。本日アジア市場は小動きとなり、ドル・円はやや失速した。
この後の海外市場は引き続きドルが選好されやすい。米国の経済指標で景況感の改善が確認されれば、金利高・ドル高の見通し。FRB議長人事に関してはタカ派的候補との見方が広がる半面、トランプ政権は景気を重視した緩和的な政策運営を求める姿勢を崩さずドル買いを抑制しよう。他方、衆院選を控えた財政運営への不透明感が意識されやすい。ただ、日米当局による協調介入への警戒感は根強く、上値を追う局面では円買いが入りやすい。
【今日の欧米市場の予定】
・特になし