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NYの視点:米1月雇用統計:米労働市場は勢い失う

米労働統計局は政府機関一部閉鎖のため延期した1月雇用統計を2月11日に発表する。
先行指標のひとつ民間部門の雇用統計となるADP雇用統計の1月分は+2.2万人と、伸びは拡大予想に反し12月から鈍化し減少となった昨年11月来で最低となった。12月分も+4.1万人から+3.7万人に下方修正された。

米国経済の7割が消費で占めるため注目されるISM非製造業景況指数雇用項目は50.3と12月51.7から低下した。ただ、活動拡大圏である50はかろうじて2カ月連続で維持した。ISM製造業景況指数雇用は48.1と12月44.9から上昇し1年ぶり高水準となったが、28カ月連続で50割れと、活動縮小圏となった。

また、コンファレンスボードが発表した1月消費者信頼感指数で労働市場動向を反映するとエコノミストが注目している「雇用は十分23.9%」と「仕事を見つけるのが困難20.8%」の差は3.1 まで縮小。「仕事を見つけるのが困難」20.8%は21年2月来で最高を記録するなど労働市場への悲観的見方が一段と強まった証拠。

1月雇用統計では雇用者数の伸びが若干拡大すると見込まれている。ただ、先行指標は労働市場の勢いが失われた証拠が見られる。結果が予想を下回ると、年内の利下げ観測が強まる。

■1月雇用先行指標
●ADP雇用統計:+2.2万人(予想:+4.5万人、12月:3.7万人←4.1万人)
●ISM製造業景況指数雇用:48.1(12月44.9)
●ISM非製造業景況指数雇用:50.3(12月52.0)
●コンファレンスボード消費者信頼感指数

雇用
十分:23.9(27.5)
不十分:55.3(53.4)
困難:20.8(19.1)

6か月先
増加:13.9(17.4)
減少:28.5(26.0)
不変:57.6(56.6)

所得
増加:15.7(18.8)
減少:12.6(13.0)
不変:71.7(68.2)

■市場予想
・米・非農業部門雇用者数:予想:+7.1万人、12月:+5万人)
・米・失業率:予想4.4%、12月:4.4%
・米・平均時給:前月比+0.3%、前年比+3.7%、12月:+0.3%、+3.7%)

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