9日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。米景気回復期待は一服し、積極的なドル買いは入りづらい。一方、日本の円安牽制で円買い先行も、総選挙を受け積極財政をにらんだ円売り圧力がドルを下支えしよう。
6日は週末を控えた持ち高調整が主体となる中、人工知能(AI)投資の過熱に対する警戒感で売られていた株式市場が反発し、安全資産需要としてのドル買いは一巡。ユーロ・ドル、ドル・円とも狭いレンジでもみ合った。8日に行われた日本の総選挙で自民党が圧勝し、週明けは与党の政策をにらんだ円売りが予想された。日本政府は先回りして円安を牽制したが、円買い一服後は積極財政をにらんだ円売りが主要通貨を支えた。
この後の海外市場は円主導の展開が予想される。衆院選での与党大勝を受け、財政拡張への警戒感から基調としては円売りに振れやすい。高値圏では日米協調介入への警戒が根強く、上値追いには慎重姿勢が強まりやすい。しかし、円売り圧力は継続が見込まれ、主要通貨を下支えしそうだ。一方、前週の米雇用関連指標が低調だったことから、景気回復期待のドル買いを抑制。もっとも、今週のインフレや雇用の指標発表を控え、ドル売りは抑制されよう。
【今日の欧米市場の予定】
・特になし