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ハイテク株中心の物色が期待される

 10日の日本株市場は買い先行で始まった後は、利食いをこなしながら底堅さが意識されやすい相場展開が見込まれる。9日の米国市場は、NYダウが20ドル高、ナスダックは207ポイント高だった。中国当局が中国の銀行に対して米国債保有を抑制するように勧告したと一部メディアが報じたことが重荷になり、NYダウは一時270ドル超下落する場面もあった。ただ、人工知能(AI)・半導体株を買い戻す動きが強まったことで持ち直しており、終盤にかけてプラスに転じた。シカゴ日経225先物は大阪比1140円高の57200円。円相場は1ドル=155円90銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする形から買い先行で始まることになろう。エヌビディアなど半導体株が買い戻されており、指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均株価をけん引する展開が意識されやすいだろう。昨日の日経平均株価は朝方に57337.07円まで急伸した後は、上げ幅を縮める形だった。ボリンジャーバンドの+3σ(56573円)を上抜けてきたことで、短期的な過熱感からの持ち高調整の売りが入ったとみられる。

 ただ、シカゴ先物にサヤ寄せする形で再び+3σを突破してくることが見込まれるが、前日の2100円超の上昇で一気に足もとのレンジを上抜けたことで、新たなトレンド形成が意識されやすいだろう。週足の+2σ(56230円)を上回っての推移が目立つようだと、+3σ(58404円)とのレンジを意識されてきそうである。そのため、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうである。高市政権の長期安定期待などから海外勢は資金流入を強めてくる可能性はあるだろう。インデックスに絡んだ資金流入が中心になるとみられるなか、ハイテク株中心の物色になりそうだ。

 そのほか、高市トレードが再開するなかで、政策に関連する銘柄を探る動きは続きそうである。また、前日の引け後に決算を発表したところでは、ブロードエンター、トレックスセミ、楽天銀行、松屋フーズ、丸山製、ニプロ、フォトシンス、新電元、オーテック、古河機金、リクルートHD、PILLAR、協和キリン、五洋建などが注目されよう。

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