19日の日本株市場は買い先行で始まった後も、押し目買い意欲の強い相場展開が続きそうだ。18日の米国市場はNYダウが129ドル高、ナスダックは175ポイント高だった。エヌビディアはメタプラットフォームズに人工知能(AI)チップ数百万個を供給する複数年の契約を締結したと発表し買われるなど、ハイテク株の一角が相場をけん引。シカゴ日経平均先物清算値は大阪比295円高の57555円。円相場は1ドル=154円70銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まることになりそうだ。米国市場ではAI進化によって既存事業を脅かす可能性があるとの懸念からソフトウエア株などが売られていたが、エヌビディアなど大型ハイテク株が買い戻されており、東京市場においても指数インパクトの大きい値がさハイテク株への資金流入が期待されそうである。弱い値動きが目立つソフトバンクG辺りがリバウンドをみせてくるようだと、センチメント改善につながりそうである。
日経225先物はナイトセッションで57070円まで売られる場面もあったが、米国市場の取引開始後に上へのバイアスが強まり、一時57740円まで買われた。57000円接近での底堅さがみられるなかで、ボリンジャーバンドの+2σが位置する58000円水準が意識されてきそうだ。買い一巡後はこう着感が強まる可能性はあるだろうが、ハイテク株が買われるなかで押し目待ち狙いの買い意欲は強そうだ。また、為替市場では円相場が1ドル=154円台後半と円安に振れて推移していることで、自動車株など輸出関連への資金流入も期待されよう。
指数インパクトの大きい値がさハイテク株が買われるようだと、大型株主導の展開になりそうだが、前日のグロース250指数は2.6%の上昇で1月20日につけた高値を突破している。高市政権による政策期待からテーマ株への物色が強まっており、個人主体の中小型株への資金流入も続きそうである。