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グロービング Research Memo(2):エンタープライズ向けに伴走型の戦略コンサルティング事業を展開

■会社概要

1. 会社概要
グロービングは、エンタープライズ向けに経営戦略や事業戦略などを策定から推進まで支援するコンサルティング事業、コンサルティング事業で培ったノウハウを型化したクラウドプロダクトの開発や、コンサルタントの主要業務を代替するAIエージェントの開発・提供を行うAI事業を推進している。

同社が提供するコンサルティングサービスの特徴は、コンサルタントを顧客の内部に配置し、組織の中から事業変革を促し、売上拡大やコスト削減などの成果を上げることである。コンサルティング会社は一般的に外部から助言することにより対価を得ているが、同社は顧客の立場から事業を推進しており、顧客と伴走しながら支援を行っている。また、議事録作成やデスクリサーチなどの単純作業についてはAIツールの活用を推進しており、工数の削減により効率的なコンサルティングサービスの提供を実現している。

同社の社名の由来は、地球、世界、グローバルな社会を指す「Globe(グローブ)」と、ある目的・方向に進んでいく推進力のニュアンスを持つ「ing(イング)」を組み合わせた造語であり、「地球・世界に羽ばたく、人、企業、社会を育てていく」というメッセージが込められている。

2. 沿革
同社は2017年、現 取締役代表パートナーの輪島総介(わじまそうすけ)氏により設立され、2021年3月に三菱マテリアルのDX戦略案件を受託したことを契機に、コンサルティング事業を本格的に開始した。その後は、2023年2月にテクノロジー領域のエンジニアリングを得意とするパーソルクロステクノロジー(株)とDX・IoT領域において資本業務提携を締結し、主にクラウドプロダクト事業において協業を進めた(2025年11月末時点のパーソルクロステクノロジーの持株比率は6.59%)。また、2023年10月、顧客企業の事業創出やブランディング戦略の立案遂行などに必要となるクリエイティブ・マーケティング・サービスデザイン分野での機能・サービス拡大のため、(株)アバランチを完全子会社化した。2024年1月にはITシステム導入のオフショア拠点として上海巨球協英信息技術有限公司を設立し、同年5月にはLaboro.AIとAI-Xの社会実装を目指すジョイントベンチャーとしてX-AI. Labo(株)を設立した。その後、X-AI.Laboを2025年9月に完全子会社化し、同年12月には吸収合併した。

同社に所属する調整後コンサルタント人員数は2025年11月末時点で194人であり、事業拡大に向けて主に戦略系コンサルティングファーム出身の即戦力人材の獲得を進めている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 吉林 拓馬)

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