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株式会社ティムス:2025年12月期 決算説明会文字起こし(6)

ティムス

■質疑応答
質問
TMS-008については、安全性と忍容性は確認されたものの、定量的なデータは開示されていません。Ph2に移行するにあたり、有効性やその他のパラメーターに関する現時点のご見解、および今後の学会等で詳細なPh1データを発表する予定があるかどうかについてお聞かせいただけますでしょうか。また、完全な自社開発プログラムであることを踏まえ、今後のキャッシュへの影響についても教えてください。

■ティムス 若林
まず、TMS-008の有効性等のデータについてですが、ご指摘の通り、当社としてはこれまでほとんど発表を行ってまいりませんでした。これらを今後どのような形で発表するかについては、現時点では具体的な予定はございません。
しかしながら、当社といたしましても、ある程度の情報開示を行っていく必要性は感じております。そのため、現在はどのような形であれば開示が可能であるかを検討している段階でございます。
これまでの背景としましては、TMS-008が化合物として具体的にどのような物質であるかを開示しておりませんでした。これは知的財産権の保護という観点から、今日までそのような対応をとってきたという経緯がございます。今後、他の疾患への検討や臨床試験の準備を進めていく上では、知的財産の観点を無視するわけにはまいりません。その状況の中で、TMS-008に関してどのような開示ができるかを考えていきたいと思っております。
次に、キャッシュへの影響についてお答えいたします。 TMS-008の開発費用につきましては、基本的には先ほどお示しいたしました今期の研究開発費用の見込み額の中に含まれております。今後の試験につきましても、おそらく数十例レベルの規模になると想定しており、極端に巨大な試験を実施する計画ではございません。
そのため、来期にTMS-008のPh2のコストが最も大きなインパクトを与えることになるとは思いますが、それでも今期の研究開発費の見込みと比べて、それほど大きく変わることはないのではないかと考えております。

質問
JX09について、Ph1のスケジュールがパートナー(CORXEL社)の実行面や資金調達上の制約の影響を受けたかどうか、コメントをいただけますでしょうか。また、CORXEL社が直近で資金調達を完了した今、開発スケジュールの加速は期待できるでしょうか。

■ティムス 若林
JX09についてですが、CORXEL社のファイナンシング(資金調達)によって開発が加速できるかどうかに関しては、我々といたしましても、現時点ではなかなか分からないというのが正直なところでございます。
昨年時点ですでにPh1の投与自体は基本的に完了しているのではないかと推測しておりますが、現状がどうなっているかについては、我々から確認はしているものの、現時点では新たな情報を得られていないという状況にございます。
そのため、なぜ通常よりも若干時間がかかっているのか、また、今の状況がどうなっているのかも含めて、当社としては現段階で推測することが困難な状況でございます。

質問
本年度のTMS-007の試験に関して、グローバルORION試験のパート1の投与完了、あるいは日本における投与開始などのタイミングで、CORXEL社からのマイルストーンの支払いを期待されているのでしょうか。加えて、2026年度に新たなライセンスアウトの契約を予想しておくべきでしょうか。

■ティムス 若林
TMS-007のマイルストーン、および日本国内の権利に関するポテンシャル・ディールについてのご質問と承知いたしました。
まず、マイルストーンについてですが、開発マイルストーンの総額が1,250万ドルであることは開示させていただいておりますが、その具体的な条件(支払いタイミング)の内容については、現在のところまだ開示させていただいていない状況にございます。
したがいまして、「いつ、どの程度のマイルストーンが発生するか」については、なかなか明確には申し上げられないのですが、今期中については、おそらく発生しないという認識で差し支えないかと存じます。
次に、日本の権利についてです。現在、当社が日本における開発・販売権を保有しておりますが、こちらに関しては現在、複数の製薬企業様とお話をさせていただいている状況でございます。
現在の段階で何らかの契約を締結するのか、あるいは将来的な、もう少し先の段階でディールを行うことを選択するのか。さらには、当社として自社販売を行うのかということも含めて、現在は様々な可能性を模索している状況でございます。そのため、今期中に何か具体的な進展があるかどうかについても、現時点での回答は差し控えさせていただきたいと考えております。

質問
2026年度の研究開発費のうち、どのような資産が支出の大部分を占める見込みでしょうか。また、本年度中にCORXEL社から日本での臨床試験費用の償還は期待できるでしょうか。加えて、その費用を売上に計上するのか、それとも研究開発費から控除するのかなど、会計上どのように処理されるおつもりかお聞かせください。

■ティムス 若林
今期、6億円から9億円というレンジの費用を見込んでいる点についてお答えいたします。
まず、TMS-007に関しましては、日本国内での臨床試験に関する費用の75%をCORXEL社が負担するという契約になっております。今回お示ししている研究開発費の計画数値は、その75%相当額を差し引いた後の金額、すなわち「当社が純粋に負担する額」として計上しております。これにはTMS-007以外のプログラムの費用も含まれております。
その内訳の中で、どのプログラムが最も費用が嵩むのかという点については、特定のものが突出しているというよりは、全体として進行している状況です。TMS-007およびTMS-008については、現在、臨床試験の実施やその準備を行っておりますので、他のプログラム単体と比較すれば、ある程度費用が嵩んでいるのは間違いございません。
一方で、まだ臨床試験に入っていないプロジェクトについても、アクティブに研究等を行っております。そうした初期段階のものも含めて、全体的に満遍なく費用を投じているという認識でございます。

株式会社ティムス:2025年12月期 決算説明会文字起こし(7)に続く

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