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地政学リスクへの警戒からリスク回避姿勢

 2日の日本株市場は売り先行で始まり、売り一巡後は下値の堅さを見極めつつ、押し目狙いのスタンスになりそうだ。2月27日の米国市場はNYダウが521ドル安、ナスダックは210ポイント安だった。JPモルガンやゴールドマンサックスなど金融株は、インフレが高止まりしていることやクレジットリスクへの懸念から売られた。人工知能(AI)過剰投資懸念からエヌビディアなどハイテク株の下げも重荷になった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比415円安の58685円。円相場は1ドル=156円10銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り先行で始まることになりそうだ。米国とイスラエルは2月28日、イラン全土への標的を攻撃した。イランの最高指導者ハメネイ師が死亡したことで、イランは報復として湾岸諸国に攻撃を実施している。3月1日も大規模な攻撃は続いていると報じられており、紛争長期化への警戒からリスク回避姿勢が強まるだろう。週明けの米国市場の反応を見極めたいとして、積極的な売買は手控えられやすい。

 日経225先物はナイトセッションで58390円まで下げた後は、日中比460円安の58640円まで下げ幅を縮めている。下値の堅さが意識されるようだと、先物主導でのリバウンド狙いの動きをみせてくる可能性はありそうだ。一方で、ナイトセッションの安値を割り込んでくるようだと下へのバイアスが強まりやすく、節目の58000円割れが射程に入ろう。

 指数インパクトの大きい値がさハイテク株の下げが警戒されるほか、米国の流れからメガバンクなど金融株の弱い値動きが警戒されやすい。一方で、地政学リスクへの警戒から防衛関連株のほか、ホルムズ海峡が封鎖されるリスクから資源株などに短期資金が集中しやすい。そのほか、リスク回避のなかで、新興市場での中小型株への資金シフトもありそうだ。

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