■NY株式:米国株式市場はまちまち、エネルギーや防衛、ハイテクが支える
米国株式市場はまちまち。ダウ平均は73.14ドル安の48904.78ドル、ナスダックは80.65ポイント高の22748.86で取引を終了した。
イスラエルとの対イラン攻撃による地政学的リスクの高まりを警戒した海外の売りに連れ、寄り付き後、大幅安。中盤にかけ、ISM製造業景況指数が予想を上回ったほか、防衛やエネルギーが支え、相場は回復。半導体のエヌビディア(NVDA)などハイテクの上昇でナスダックは上昇に転じた。ダウは下げを消せず、まちまちで終了。セクター別ではエネルギーやソフトウエア・サービスが上昇した一方、消費者サービスが下落した。
半導体のエヌビディア(NVDA)は先週発表された好決算が見直され、アナリストが投資判断を引き上げ、上昇した。石油・天然ガス会社のエクソンモービル(XOM)やエネルギー会社のシェブロン(CVX)は原油高で収益増期待にそれぞれ上昇。防衛会社のロッキード・マーチン(LMT)やRTX(RTX)はトランプ政権の対イラン軍事行動を受け、それぞれ需要拡大観測に上昇した。一方、航空会社のアメリカン(AAL)、ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングス(UAL)やクルーズ船運営のカーニバル(CCL)、ノルウエージャンクルーズライン・ホールディングス(NCLH)は中東情勢悪化による運航制限で売り上げ見通しが引下げられ、それぞれ下落。
ソフトウエア会社のモンゴDB(MDB)は取引終了後に第4四半期決算を発表。調整後の1株当たり利益は予想を上回ったが、見通しに失望し時間外取引で売られている。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:中東危機で原油高、有事のドル買い、ドル大幅反発
2日のニューヨーク外為市場でドル・円は157円24銭から157円75銭まで上昇し、157円33銭で引けた。米ISM製造業景況指数が予想を上回ったことに加え、トランプ大統領がイベントで対イラン大規模攻撃が始まったばかりで、継続すると言及し、原油先高観で連邦準備制度理事会(FRB)の利下げが遠のくとの見方に長期金利が上昇、ドル買いが加速した。有事のドル買いも継続。
ユーロ・ドルは1.1725ドルから1.1672ドルまで下落し、1.1691ドルで引けた。ユーロ・円は184円61銭へ上昇後、183円85銭まで下落。ポンド・ドルは1.3360ドルまで下落後、1.3436ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.7770フランから0.7814フランまで上昇した。
■NY原油:大幅続伸、中東情勢の一段の悪化で供給不安高まる
2日のNY原油先物4月限は大幅続伸。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は、前営業日比+4.21ドル(+6.28%)の71.23ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは69.22-75.33ドル。中東情勢の悪化やホルムズ海峡が実質的に封鎖されていることから、原油先物はアジア市場で75.33ドルまで急騰。その後、70ドルを下回る場面があったが、イランに対する軍事活動は1カ月以上継続される可能性があるため、原油の供給不安が高まり、米国市場では主に71ドルを挟んだ水準で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 49.81ドル -0.02ドル(-0.04%)
モルガン・スタンレー(MS) 167.00ドル +0.49ドル(+0.29%)
ゴールドマン・サックス(GS)861.70ドル +2.13ドル(+0.24%)
インテル(INTC) 45.50ドル -0.11ドル(-0.24%)
アップル(AAPL) 264.72ドル +0.54ドル(+0.20%)
アルファベット(GOOG) 306.36ドル -5.07ドル(-1.62%)
メタ(META) 653.56ドル +5.38ドル(+0.83%)
キャタピラー(CAT) 752.32ドル +9.49ドル(+1.27%)
アルコア(AA) 64.08ドル +2.00ドル(+3.22%)
ウォルマート(WMT) 127.10ドル -0.85ドル(-0.66%)