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欧米為替見通し: ドル・円は伸び悩みか、有事のドル買い継続も日米協調介入に警戒

3日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。中東情勢の混迷を背景に有事のドル買いが継続すれば、一段高の見通し。ただ、高値圏では日米協調介入が警戒され、上値の重い値動きが予想される。

週明け2日は米国とイスラエルによるイラン攻撃とイラン側の報復により中東情勢が一段と緊迫化し、有事のドル買いが優勢となった。インフレ再加速懸念を背景に米長期金利が上昇し、連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げ観測が後退したこともドル買いを後押しした。前日の取引でユーロ・ドルは1.1670ドル台に下げ、ドル・円は157円70銭台に浮上。本日アジア市場でドル買い継続も、ドル・円は円安牽制が重石となった。

この後の海外市場は引き続きイラン情勢の先行き不透明感が意識され、安全資産としてのドルに断続的な買いが入りやすい。前日のISM製造業景況指数が市場予想を上回ったことで米景気の底堅さが確認され、FRBの緩和余地縮小によりドルは下支えされそうだ。一方で、日銀による早期の追加利上げ観測は後退し、円売り圧力が残る。ただ、日米協調介入への警戒感が根強いため、158円を目指して積極的に上値を追う動きにはなりにくいだろう。

【今日の欧米市場の予定】
・19:00 ユーロ圏・2月消費者物価指数速報値(予想:前年比+1.7%、1月:+1.7%)
・21:00 ブラジル・10-12月期国内総生産(予想:前年比+1.6%、前期:+1.8%)

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