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NYの視点:米2月雇用統計:伸び鈍化予想も労働市場の安定示唆の思惑

米労働統計局が発表する2月雇用統計で失業率は1月と同様4.3%を維持する見込みとなっている。非農業部門雇用者数は+5.5万人と1月+13万人から減速が見込まれている。

先行指標では労働市場の安定の証拠が多く見られる。民間部門の雇用統計となるADP雇用統計の2 月分は+6.3万人と、伸びが拡大し昨年11月来で最大。ただ、1月分は+2.2万人から+1.1万人に下方修正された。

米国経済の7割が消費で占めるため注目されるISM非製造業景況指数雇用項目は51.8と1月50.3から上昇し1年ぶりの高水準となった。活動拡大圏となる50を3カ月連続で維持。ISM製造業景況指数の雇用も48.8と1月48.1から上昇しやはり1年ぶり高水準となったが、29カ月連続で活動縮小圏を維持。

コンファレンスボードが発表した2月消費者信頼感指数で労働市場動向を反映するとエコノミストが注目している「雇用は十分28.0%」と「仕事を見つけるのが困難20.6%」の差は1月の6.8から7.4まで拡大し改善が見られた。

チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマスが発表した米2月のチャレンジャー人員削減数は前年比-71.9%の48307人となった。労働市場の悪化懸念が後退。1月分が前年比+117.8%の108438人に大幅増加し、1月分として金融危機の最悪期2009年来で最高となったため労働市場への減速懸念が強まっていた。

■2月雇用先行指標

●ADP雇用統計:+6.3万人(予想:+5万人、1月:+1.1万人←+2.2万人)
●ISM製造業景況指数雇用:48.8(1月48.1)
●ISM非製造業景況指数雇用:51.8(1月50.3)
●コンファレンスボード消費者信頼感指数

雇用
十分:28.0(25.8)
不十分:51.4(55.2)
困難:20.6(19.0)

6か月先
増加:15.7(14.8)
減少:26.1(28.7)
不変:58.2(56.5)

所得
増加:17.3(17.2)
減少:12.3(12.7)
不変:70.4(70.1)
■市場予想
・米・非農業部門雇用者数:予想:+5.5万人、1月:+13万人)
・米・失業率:予想4.3%、1月:4.3%
・米・平均時給:前月比+0.3%、前年比+3.7%、12月:+0.4%、+3.7%)

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