10日の中国本土市場では、主要指標の上海総合指数が前日比26.53ポイント(0.65%)高の4123.14ポイントと反発。
原油高は一服し、インフレ進行や金融市場の混乱に対する警戒感は低下しつつある。トランプ米大統領はイラン攻撃の早期終結の可能性に言及したことや主要7カ国(G7)はエネルギー担当相会議を開き、原油備蓄を協調放出する可能性について議論するとの報道が材料視されたようだ。本日公表された今年1-2月の貿易統計で米ドル建て輸出が前年同期との比較で大幅に増えたことも好感された。
業種別では、ハイテクがしっかり。飛光繊光纜(601869/SH)が10.0%高、接続・データ伝送機器メーカーの上海剣橋科技(603083/SH)が7.9%高、電子部品メーカー大手の環旭電子(601231/SH)が7.4%高で引けた。光ファイバー製造各社に関しては、光ファイバー価格の上昇が改めて材料視されている。また、ハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」では、国産アーキテクチャーCPU(中央演算処理装置)の海光信息技術(688041/SH)が3.8%高。主要50銘柄で構成される「上証科創板50成分指数(Star50)」は2.2%高としっかり。
医薬株も買われた。昭衍新薬(603127/SH)が3.5%高、薬明康徳(603259/SH)が3.3%高、北京福元医薬(601089/SH)が3.0%高。一方、石油・石炭株はさえない動きとなった。中国石油天然気(601857/SH)は7.2%安、中国石油化工(600028/SH)は6.3%安、中国海洋石油(600938/SH)は5.4%安。
なお、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.25ポイント(0.09%)安の266.81ポイント、深センB株指数が12.05ポイント(0.99%)高の1228.22ポイントで10日の取引を終了した。