船場は12日、同社が手掛けた「福岡空港国際線ターミナル」が、ドイツの国際的デザイン賞「iF Design Award 2026」を受賞したと発表した。
同賞は世界三大デザイン賞の一つとされ、今回は世界68の国・地域から集まった10,000件以上の応募作品の中から厳正な審査を経て選出された。
福岡空港国際線ターミナルは1999年に供用開始したが、2018年には旅客数が当初の約2.9倍に増加し、出到着機能や店舗サービスの不足、施設の狭隘化などが課題となっていた。これを受けて2022年度から約3年半にわたり大規模改修が実施され、船場は内装デザイン・設計、制作・施工を担当した。無機質で手狭だった空港空間を、日本との最初の出会いと旅の余韻を感じる場として再生し、交通機能に加えて地域文化や観光の魅力を体感できる空間へと刷新した。
デザインでは、出国前エリアやラウンジ、コンコース、到着ロビーなど各エリアで日本や福岡の文化を自然に感じられる設計を採用した。四季を表現する坪庭や祭りを想起させる意匠、伝統工芸を用いた装飾などを取り入れ、通過点だった空港を文化体験の場へと転換した点が評価された。
また、ラウンジでは博多人形の展示、大川組子や博多織の壁面ディスプレイ、小石原焼の洗面台など福岡県の伝統工芸品を配置し、日本文化を発信する空間を構築した。到着ロビーでは地元木材を用いた天井造作を連続させることで、視覚的な美しさと分かりやすい誘導を両立し、空港利用者が迷わず移動できる温かみのある空間を実現している。
船場—福岡空港国際線ターミナルが「iF Design Award 2026」を受賞
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