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13日の中国本土市場概況:上海総合は続落、中東情勢の緊迫化を警戒

13日の中国本土市場は続落。主要指標の上海総合指数が前日比33.66ポイント(0.82%)安の4095.45ポイントで引けた。

中東情勢の緊迫化を背景に原油などエネルギー価格の上昇観測が強まり、コスト増を通じて中国景気を下押しするとの懸念が投資家心理を冷やした。イラン指導部がホルムズ海峡封鎖を圧力手段として維持する姿勢を示したことも地政学リスクへの警戒を強め、アジア市場全体の軟調な流れに上海市場も追随した。一方で指数は下げ渋る場面もあり、終日売り優勢ながら下値では押し目買いもみられた。

上海総合指数の構成銘柄では、素材やIT、消費関連などに売りが膨らんだ。農業関連の甘粛亜盛実業(600108/SH)は10.1%安、ITサービスの北京天源迪科信息技術(600410/SH)は10.0%安、化学素材向け粘着製品の上海永冠衆誠新材料(603681/SH)は10.0%安。消費関連の浙江奥康靴業(603001/SH)は5.3%安、さらに化学素材の滄州大化(600230/SH)は9.4%安も下げた。中東情勢の緊迫化を受けて原油などエネルギー価格の先高観が強まり、中国景気への悪影響を懸念した売りが広がり、レアアース関連や素材株を中心に利益確定売りが出た。

インフラ関連にも売りが広がった。発電設備関連の国電南京自動化(600268/SH)は9.0%安、建設関連の寧波建工(601789/SH)は8.8%安、水力発電の広西桂冠電力(600236/SH)は8.5%安、レアアース関連の厦門タングステン(600549/SH)は8.4%安などそろって大幅な下落を示した。

反面、一部の化学やエネルギー関連には買いが入った。化学肥料の貴州赤天化(600227/SH)が10.1%高、化学繊維の江蘇三房巷(600370/SH)が10.1%高、不動産開発のメトロ投資開発(600683/SH)が10.1%高、電力の華電能源(600726/SH)が10.1%高と急伸した。繊維機械の浙江金鷹(600232/SH)が10.0%高、太陽熱機器のソーラーイースト(603366/SH)が10.0%高、原子力建設の中国核工業建設(601611/SH)が10.0%高、医薬の寧波美諾華薬業(603538/SH)が10.0%高、新エネルギー材料の上海璞泰来新能源科技(603659/SH)が10.0%高、化学の河北金牛化工(600722/SH)が10.0%高も買われた。市場全体が軟調な動きを示しているなかでも、材料株やエネルギー関連の一角には個別物色が向かった。

外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.08ポイント(0.40%)安の266.31ポイント、深センB株指数が5.64ポイント(0.45%)安の1234.55ポイントで終了した。

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