■システムサポートホールディングスの今後の見通し
1. 2026年6月期の業績見通し
2026年6月期の連結業績は、売上高が前期比19.0%増の32,060百万円、営業利益が同28.1%増の2,842百万円、経常利益が同28.4%増の2,880百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同25.7%増の1,832百万円と期初計画から上方修正した。中間期の業績上振れ分を通期計画に反映させた格好で、下期計画については期初計画を据え置いている。足元の受注状況はクラウドインテグレーション事業を中心に好調を持続していること、また下期に特段の費用増を予定していないことから、利益ベースでは上振れ余地があると弊社では見ている。
通期計画に対する中間期の業績進捗率は売上高で48.5%、営業利益で55.6%となっており、直近3期間の平均進捗率(売上高48.2%、営業利益53.2%)に対してもやや上回るペースとなっている。利益ベースで下期の水準が低くなるのは、新卒社員に対する研修費が嵩むためだ。2026年春の新卒社員は147名(入社予定内定者数)で前年比12名増となる。また、キャリア採用は中間期で73名だったが、下期は77名(前下期80名)を計画している。
事業セグメント別の売上計画は開示していないが、クラウドインテグレーション事業で前期比25%前後の増収、システムインテグレーションとアウトソーシングサービス事業でそれぞれ10%前後の増収、プロダクト事業で20%前後の増収を見込んでいるようだ。クラウドインテグレーション事業ではServiceNow関連の2ケタ成長が続くほか、生成AI関連のソリューションについても企業での利活用が広がるなかで受注拡大が見込まれる。直近では、2026年1月にECサイト事業者向け生成AIソリューション「GEN-STEP」の提供を開始した。Google Cloudが提供する最先端の生成AI技術を活用することで、ECサイトに掲載する各種コンテンツを高品質かつ迅速に制作するサービスとなり、今後の収益拡大に貢献するものと期待される。また、エコー・システムの業績については前期(売上高1,415百万円、営業利益123百万円)とほぼ同水準で計画に織り込んでいるようだ。のれん償却額は24百万円となるため、初年度から増収増益に貢献する見通しだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)