17日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想したい。中東情勢を見極める展開で、原油相場が上向けばインフレ圧力をにらんだドル買いは継続。ただ、心理的節目の160円に接近し、為替介入への警戒感が重石となりそうだ。
中東紛争の長期化が不安視されたが、前日はNY原油先物(WTI)が失速し、インフレ圧力を意識したドル買いは後退。この日発表されたNY連銀製造業景気指数が予想外に悪化したこともドル売り要因となった。ユーロ・ドルは1.1470ドル台から1.1520ドル台に浮上、ドル・円は159円台から158円台後半に軟化している。ただ、本日アジア市場で原油相場が上昇に転じ、ドル・円はドル買いにより159円台半ばに上値を伸ばした。
この後の海外市場は中東情勢と米金融政策が注視される。中東紛争の長期化が懸念され、戦火の拡大なら原油相場の強含みを手がかりとしたドル買いは継続。また、本日から開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)は政策金利の据え置きが織り込まれている。ただ、原油高騰の影響に対する連邦準備制度理事会(FRB)の政策スタンスが注目され、ドルは売りづらい。もっとも、高値圏では日米協調介入が警戒され、ドル・円の大幅高は想定しにくい。
【今日の欧米市場の予定】
・19:00 独・3月ZEW景気期待指数(予想:39.2、2月:58.3)
・23:00 米・2月景気先行指数(予想:前月比-0.1%、1月:-0.2%)