CAICA DIGITALは17日、2026年10月期第1四半期(25年11月-26年1月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比16.1%増の15.10億円、営業損失が0.12億円(前年同期は0.13億円の利益)、経常利益が同91.6%減の0.01億円、親会社株主に帰属する四半期純損失が0.09億円(同0.10億円の利益)となった。
ITサービス事業の売上高は前年同期比0.4%減の12.85億円、営業利益は同7.0%増の1.50億円となった。金融機関向けのシステム開発分野は、銀行・証券・保険向け案件において堅調なスタートとなった。非金融向けシステム開発分野は、DXや業務効率化、セキュリティへの需要が底堅く推移した。フィンテック関連のシステム開発分野は、AI及びセキュリティ分野を中心とした提案活動を強化し、受注拡大に取り組んでいる。また、CAICAテクノロジーズが現在注力しているDXソリューションサービスが堅調に推移した。
金融サービス事業の売上高は△0.28億円(前年同期は0.12億円の売上高)、営業損失は0.50億円(同0.13億円の損失)となった。暗号資産の投資・運用は、暗号資産の評価損を反映したことにより低調だった。審査制NFT一次販売所の売上高は、NFTの販売高に応じた販売手数料を収益源としており、2026年2月にサービス名をINO Fine(アイエヌオーファイン)に変更した。事業の進化と提供価値の拡大に合わせ、サービス名を刷新することで更なる飛躍を目指している。また、カスタマーディベロップメントのサービスは、様々な業界に適応可能な顧客対応を行っており、高水準のカスタマーサポートチームを提供するほか、顧客との友好な関係構築を支援している。
IoT関連事業の売上高は2.55億円、営業利益は0.37億円となった。前年度より同セグメントを追加した。当第1四半期より、ネクスの損益を連結損益計算書に反映している。ネクスは、自動車テレマティクス分野で培ったIoT技術及びIoTデバイス開発技術を基盤とし、通信機器・IoTデバイスの開発・製造を行ってきたが、同社グループ入りを契機として、CAICAテクノロジーズが有するDXソリューション開発力及びブロックチェーン技術との融合により、IoTデバイス、データ、決済を統合したソリューション事業への進化を推進している。同社グループでは、ネクスのIoT通信技術とブロックチェーン技術を組み合わせ、IoT機器同士が安全に接続し、データ連携を行うWeb3型M2M基盤の構築に取り組んでいる。ネクスが展開する製品群は、このM2M基盤を支える重要なエッジデバイスとして位置付けている。AI/IoT向け通信規格「5GRedCap」に対応したUSBドングル型データ端末「UNX-35GL」を開発し、2026年1月より販売を開始した。AI分野では、リアルタイム画像認識技術と、マルチキャリア対応の高速モバイル通信機能を備えたエッジAIコンピュータ「AIX-01NX」を展開している。テレマティクス分野では、国内主要LTE周波数に対応し、5方式のGNSSに対応したOBDII型データ収集ユニット「GX700NC」を展開している。通信端末分野では、5G(3GPP Release 16)対応でWi-Fi及びEthernetを搭載したバッテリーレス型ルーター・モデム「UNX-05G」を展開している。
2026年10月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比18.7%増の61.66億円、営業利益が同52.9%増の1.07億円、経常利益が同40.8%増の1.07億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同45.2%減の0.91億円とする期初計画を据え置いている。
なお、上記予想には、2026年2月6日付で子会社化した株式会社善光総合研究所が当社連結業績に与える影響を加味されていない。本件に伴う影響は現在算定中であり、今後、当該影響額を合理的に算定した結果、業績予想の修正が必要になった場合には、速やかに開示するとしている。