■会社概要
5. 同社の強み
JIG-SAWの強みは、独自の基盤技術とそのビジネス化にある。ソフトウェアの基盤技術は、国内企業唯一の商用Linux-OSのカーネル開発とディストリビューション、通信キャリア標準通信モジュール開発などの通信制御技術、モデム・信号制御技術をベースにした再生医療のための色信号制御技術、ヒトとマシンの一体化を実現するHA技術及びオーグメント・デバイス拡張技術、自動運転・自動操縦ソフトウェアのスクラッチ開発と各種既存産業機器への応用技術及びCPU(MCU)へのアルゴリズム・ソフトウェアの組み込み技術などである。特にソフトウェア・モジュールの組み込みでは、キャリア並みの豊富な通信モジュールの開発実績や多彩な経験・技術を持つうえ、IoTエンジン「NEQTO」の主要技術で国内外の特許を取得している。「NEQTO」の特徴は、あらゆるソフトウェア・モジュールのデバイスへの組み込みが可能である点、革新的な軽量モジュールやエッジアルゴリズム開発能力を有している点にある。
ハードウェアの基盤技術も同社の強みである。主な技術としては、IoT領域における通信制御・クラウド制御用の基盤回路設計技術、周波数制御(センサー制御)をベースにしたハードウェア組み込み技術、スタンドアロン機器・装置のIoT化のための通信モジュールを含めた回路設計技術などが挙げられる。また、年間数十億のインシデント対応や自動化技術基盤による自動制御、日本と北米を軸にしたグローバルデュアルオペレーション、数千のサービス・数万台のサーバを通じたクラウドシステム環境における数億レベルの警報処理など、膨大な監視・運用の経験値も大きな強みで、基盤技術やプロジェクトの起点となっている。なお、顧客企業にエンジニアを派遣・常駐させない点、ストック収益が売上高の大半を占める点は、収益面での強みと言える。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田 仁光)