23日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■リスク回避のなかで中小型株での短期的な値幅取り狙い
■新電元、26/3下方修正 純利益 48億円←58億円、配当増額
■大日本印刷インドに拠点、EV無線給電・原薬を研究
■リスク回避のなかで中小型株での短期的な値幅取り狙い
23日の日本株市場は売り先行で始まり、その後も不安定な相場展開になりそうだ。20日の米国市場はNYダウが443ドル安、ナスダックは443ポイント安だった。トランプ米政権がイランで地上戦準備との報道で戦闘激化が警戒された。また、先物等の決算日となるトリプルウィッチングにあたり、テクニカルな売りにも押される形だった。シカゴ日経225先物(6月限)清算値は大阪比1930円安の51060円。円相場は1ドル=159円30銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、ギャップダウンで始まることになりそうだ。日経225先物(6月限)は祝日取引で一時50900円まで売られる場面もみられており、日経平均株価は支持線として意識されている75日線(53265円)を割り込んでくる可能性が大きい。さらに、9日につけた直近安値(51407円)を下回ってくるようだと、持ち高を圧縮させる動きに向かわせそうだ。中東情勢に関連する報道の影響を受けやすく、積極的な売買は手控えられよう。
一方で、直近安値水準での底堅さが意識されてくるようだと、ダブルボトム形成を想定した押し目狙いの買いも入りやすいだろう。もっとも、指数インパクトの大きいハイテク株の強いリバウンドは期待しにくいところであり、ボトム形成からのリバウンドも勢いは限られよう。外部環境の影響を受けにくい中小型株での個人投資家主体による短期的な値幅取り狙いの商いが中心になりそうである。
日米首脳会談では良好な関係構築がみられた。また、日米両政府は「日米間の戦略的投資に関する共同発表」を発出した。小型モジュール炉(SMR)の建設プロジェクトなど政策に関連する銘柄への物色に向かわせそうだ。そのほか、中東情勢の緊迫から防衛関連への注目度は高いものの、大型株はリスク回避のなかで持ち高圧縮につながるため、材料系中小型株に向かわせそうだ。
■新電元、26/3下方修正 純利益 48億円←58億円、配当増額
新電元は2026年3月期業績予想の修正を発表。純利益を58億円から48億円に下方修正した。年3月9日に公表したキャリアデザインサポートの実施および遊休資産の売却に伴う特別損失を計上する見込みとなった。配当予想については、期末配当金を1株当たり65円としていたが、連結業績予想に鑑み、1株当たり100円に増配する。
■前場の注目材料
・高市内閣による防衛費増額などの経済政策
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・大日本印刷インドに拠点、EV無線給電・原薬を研究
・シャープ他社製含めロボ500台一括制御、ソフト開発
・NITTAN印で28年現地生産、エンジン部品需要増
・日産自大阪にソフト開発拠点、SDV向け人材増強
・ヒロセ電機印に製造拠点新設、車載向け強化
・住友重工中・大型減速機のアフター事業柱に市場開拓
・NECデータ使い意思決定支援、経営戦略AI構成
・ソニーGビジネス基盤提供、協業マッチング・海外展開も視野
・バッファロー半固体バッテリー投入、発火リスク大幅減
・東邦ガス排ガスCO2を分離回収、数年内に外販
・JR西日本健康サービスを拡充、駅ナカ診療所も
・戸田建設掘削土量を高精度管理、トンネル工事の事故防止
・エーザイ血液がん薬の投与中止、二次リスク考慮
・アステラス製薬明治安田生命保険と、最先端医療普及へ協業
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・特になし