25日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■中東情勢の過度な警戒感が和らぐ
■日本オラクル、3Q営業利益 4.4%増 670億円
■東京エレクトロン研究開発費1.5倍、AI需要見据え設備投資・採用計画上方修正
■中東情勢の過度な警戒感が和らぐ
25日の日本株市場は買い先行で始まり、買い一巡後は底堅さを見極めつつ、押し目狙いでの相場展開になりそうだ。24日の米国市場はNYダウが84ドル安、ナスダックは184ポイント安だった。中東情勢を巡る不確実性から原油価格が再び上昇したことが重荷になった。また、プライベートクレジットへの懸念もくすぶっているほか、ソフトウエア株が売られたことも投資家心理を冷ます形になった。シカゴ日経225先物(6月限)清算値は大阪比180円高の52420円。円相場は1ドル=158円70銭台で推移している。
シカゴ先物は52420円で終えたが、日経225先物(6月限)はナイトセッションの終盤にかけて一時53370円まで買われており、日中比790円高の53030円で終えている。終了間際に「米国が中東紛争終結に向けた計画をイランに送付」、「米国はイランとの協議開催に向けて1カ月の停戦を目指す」との報道が伝わったことが材料視されたようである。これを受けて先物主導によるインデックスに絡んだ商いが入りやすく、ギャップアップからのスタートになろう。
昨日の日経平均株価は寄り付き直後に52700円台を回復した後は戻り待ちの売りに押される形で上げ幅を縮めていた。75日線(53310円)辺りを捉えてくるようだと、マドを埋めてくることになるため、センチメント改善につながりそうである。同線に上値を抑えられる可能性はありそうだが、今晩の米国市場の上昇が期待されるなかでは、押し目狙いのスタンスに向かわせそうだ。
物色としてはインデックスに絡んだ商いが中心になると考えられ、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の動向が注目されそうだ。もっとも、米国ではソフトウエア株の不安定な値動きが目立っていたこともあり、買い一巡後の底堅さを見極めることになろう。また、グロース250指数は75日線までの調整を経て200日線を捉えてきており、同線を明確に上向けてくるようだと、個人主体による中小型株物色も活発になりそうだ。そのほか、3月期末の配当志向の物色も意識しておきたい。
■日本オラクル、3Q営業利益 4.4%増 670億円
日本オラクルが発表した2026年5月期第3四半期業績は、売上高が前年同期比7.1%増の2066億7000万円、営業利益は同4.4%増の670億2300万円だった。第3四半期としては売上高、各段階利益ともに過去最高を達成した。Oracle Cloud Infrastructure (OCI)については、パフォーマンスやセキュリティ、費用対効果を重視される顧客からの引合いは強く、東京および大阪データセンターの利用量は順調に増加している。
■前場の注目材料
・日経平均株価は上昇(52252.28、+736.79)
・SOX指数は上昇(7872.71、+99.58)
・シカゴ日経225先物は上昇(52420、+180)
・為替相場は円安・ドル高(158.70-80)
・米原油先物相場は上昇(92.35、+4.22)
・高市内閣による防衛費増額などの経済政策
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・東京エレクトロン研究開発費1.5倍、AI需要見据え設備投資・採用計画上方修正
・住友商事植物工場基盤拡充、東大発新興に出資
・三菱電機産総研と、FAサーボの動作調整削減、AIで1日→1時間
・伊藤忠IT機器リサイクル参入、米社と来月合弁
・兼松NEC、韓国オートノマスA2Zと連携、自動運転バス・タクシー実証
・三菱UFJデジタルで資産形成支援、27年度に新会社
・トヨタ自米生産増強、ケンタッキー・インディアナ2工場に1585億円
・日産自タイに新型「キックス」、現地で設計・生産
・川崎重工JFEエンジニアリングと、香川でLNG基地増設
・カナデビア米ミネソタでバイオメタン設備、来年稼働
・三菱重工無人機AI開発短縮、飛行まで8週間
・パワーエックスJA三井リースと、津に系統蓄電所、一次調整力での運用開始
・NEC船舶向け小型水中監視センサーを開発、27年度製品化
・サンコール高密度コネクター製販ライセンスを取得、次世代光通信向け
・住友電工富山に新工場、アルミ合金材生産5割増
・松風虫歯治療向け材料3倍、京都に新工場竣工
・デンカ大塚製薬と抗原キット共同発売、カンピロバクター迅速判定
☆前場のイベントスケジュール
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・09:30 豪・2月消費者物価指数(予想:前年比+3.8%、1月:+3.8%)