日経平均は小反落。91.15円安の53658.47円(出来高概算9億6582万株)で前場の取引を終えている。
前日25日の米国株式市場は反発。ダウ平均は305.43ドル高の46429.49ドル、ナスダックは167.94ポイント高の21929.83で取引を終了した。原油価格の下落を好感し、寄り付き後、上昇。イラン停戦を巡り、投資家が注意深く楽観的となったほか、金利の低下も支援し、相場は終日堅調に推移した。
米株式市場の動向を横目に、本日の日経平均は105.51円高の53855.13円と続伸して取引を開始した。前日の米株高やドル円が159円台半ばで底堅く推移したことが輸出関連株や値がさ株の支えとなり、朝方には一時54175.80円まで上昇した。一方、日経平均は昨日までの続伸で2200円を超す上げとなったことから、短期的な利益確定売りや戻り待ちの売りが出やすかった。次第に上げ幅を縮小し、前引けにかけてマイナス圏に転落した。
個別では、ソフトバンクグループ、フジクラ、ダイキン工業、レーザーテック、東京エレクトロン、キッコーマン、村田製作所、古河電気工業、トヨタ自動車、ソシオネクスト、三菱商事、日産化学、大塚ホールディングス、三井物産、イビデンなどの銘柄が上昇した。
一方、アドバンテスト、第一三共、ファナック、コナミグループ、バンダイナムコホールディングス、HOYA、京セラ、東京海上ホールディングス、豊田通商、日東電工、トレンドマイクロ、住友電気工業、ソニーグループ、ディスコ、TOTOなどの銘柄が下落した。
業種別では、保険業、精密機器、銀行業などが下落した一方で、鉱業、石油・石炭製品、海運業などが上昇した。
後場の日経平均株価は、もみ合い含みの展開が意識される。前場は朝高後に戻り待ちや利益確定目的の売りが広がって上値を抑えた。一方で、ドル円は11時時点で159円半ばで膠着し、年度末の実需のドル買いが続く局面では自動車など輸出関連の支えになりやすい。前場高値の54175.80円を回復できるかが上値の確認材料となる半面、東証プライム市場の値上がり27.9%に対して値下がり68.7%という物色の広がりの弱さは戻りの鈍さにつながりやすい。中東を巡るヘッドラインに反応しやすい地合いも続いており、後場も方向感を欠きつつ材料に振らされる売買が中心となりそうだ。