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SBSHD Research Memo(4):適切な財務レバレッジで事業拡大と成長投資を継続、ROEの向上に取り組む

■SBSホールディングスの業績動向

3. 財務状況と経営指標
2025年12月期末の財務状況について、資産合計は前期末比29,565百万円増加の346,852百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産では受取手形、売掛金及び契約資産が7,188百万円増加した一方で、M&Aによる子会社株式取得により現金及び預金が7,150百万円減少し、棚卸資産が1,576百万円減少した。固定資産は新規拠点の開設やM&Aの実施により有形固定資産が12,820百万円増加したほか、M&Aの実施によりのれん及び顧客関連資産などの無形固定資産が16,117百万円増加した。また、投資有価証券の取得等により投資その他資産が3,425百万円増加した。

負債合計は前期末比15,961百万円増加の220,299百万円となった。有利子負債が2,199百万円増加したほか、支払手形及び買掛金が6,416百万円、未払消費税等が1,866百万円、未払費用が1,731百万円、繰延税金負債が3,261百万円それぞれ増加した。純資産合計は同13,605百万円増加の126,553百万円となった。資本剰余金を2,503百万円取り崩した一方で、利益剰余金が9,012百万円、為替換算調整が1,155百万円、非支配株主持分が5,103百万円それぞれ増加した。

経営指標を見ると、安全性を示す自己資本比率が27.9%、財務レバレッジが3.59倍とほぼ前期末と同水準となり、ネットD/Eレシオは現金及び預金の減少により0.85倍から0.87倍と若干上昇した。同社ではM&Aを含めた成長戦略を推進していくうえでの目安として、自己資本比率25%~33%、財務レバレッジ3倍~4倍、ネットD/Eレシオ0.8倍~1.2倍の範囲でキャッシュマネジメントを行っていく方針を打ち出しており、いずれの指標も適切にコントロールできているものと評価される。また、ROEについては2021年12月期の19.4%から2024年12月期は11.5%まで低下していたが、2025年12月期は12.7%と4期ぶりの上昇に転じた。売上高当期純利益率が前期比0.2%上昇したことが要因だ。同社では、今後も収益性の向上と資本構成の最適化に取り組むことでROEの向上を目指す。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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