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フロンティアインターナショナル、3Q累計売上高が前年同期比66.5%と大幅増収、M&A戦略の推進でさらなる成長へ

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河村康宏氏:代表取締役社長の河村です。本日は、2026年4月期第3四半期業績および2026年4月期通期業績予想についてご説明します。

業績ハイライト

業績ハイライトです。2026年4月期第3四半期累計の売上高は、前年同期比66.5パーセント増の229億3,400万円となりました。

営業利益は前年同期比145.5パーセント増の19億2,000万円、経常利益は前年同期比148.6パーセント増の19億2,300万円、四半期純利益は前年同期比69.4パーセント増の9億9,300万円となるなど、売上高および各段階損益が前年同期を大きく上回る結果となりました。

2026年4月期 第3四半期累計業績

2026年4月期第3四半期累計業績についてご説明します。まず、すべての段階損益で前年同期を大幅に上回り、第2四半期までの好調な業績を力強く維持しました。

売上高は前年同期比66.5パーセント増の229億3,400万円、売上総利益は前年同期比68.6パーセント増の43億4,600万円となり、売上総利益率は前年同期の18.7パーセントから19.0パーセントへ改善しています。

続いて、営業利益は前年同期比145.5パーセント増の19億2,000万円となりました。オーガニック3社であるフロンティアインターナショナル・フロンティアダイレクト・イリアルにおける採算性の改善に加え、グループシナジーの発現により事業活動が大きく活性化するなど、営業利益率は前年同期の5.7パーセントから8.4パーセントへ大きく改善しました。

経常利益は前年同期比148.6パーセント増の19億2,300万円、当期純利益は前年同期比106.3パーセント増の12億700万円、親会社株主に帰属する純利益は前年同期比69.4パーセント増の9億9,300万円となっています。

四半期別売上高推移

四半期別売上高の推移です。当期の売上高は、前年同期比65.0パーセント増の84億6,000万円と大きく伸長しました。

2026年4月期は、第1四半期が56億9,200万円、第2四半期が87億8,000万円、第3四半期が84億6,000万円と、すべての四半期において過去2期の実績を大きく上回り、構造的な右肩上がりの成長を確立しています。

四半期別営業利益推移

四半期別営業利益の推移です。当期の営業利益は、前年同期比118.2パーセント増の7億9,700万円と大幅に伸長しました。

2026年4月期は、第1四半期が2億3,900万円、第2四半期が8億8,400万円、第3四半期が7億9,700万円と、すべての四半期において過去2期の実績を大きく上回り、売上高同様に構造的な伸長が続いています。

業種別売上構成比

業種別の売上構成比です。ほぼすべての業種で前年同期を大幅に上回っています。特に、スポーツ・ファッションでは当期にグループ入りしたNPU社の影響により、世界的ハイブランドのイベントや展示会案件が大きく伸長し、売上高は前年同期比で約8倍となりました。

また、ゲーム・IPのポップアップストア運営や、小売・家電における大手小売のデジタル広告案件なども大型化しながら継続しています。

受注先別売上構成比

受注先別の売上構成比です。当期は、直クライアントが48.6パーセントとなり、前期の38.8パーセントから拡大しました。これは、オーガニック3社において直クライアントの開拓が順調に進んでいることに加え、従来から直クライアントを得意としているグループ会社を中心に顧客開拓が進展しました。結果、当社グループが目標としている直クライアント比率50パーセントの水準にほぼ到達しています。

営業利益の増減分析

営業利益の増減分析です。当期における増益要因は、オーガニック3社の売上増で7億3,600万円のプラス、M&Aで取得したグループ会社の売上増で10億円のプラス、売上総利益率の改善で3,300万円のプラスなどがあった一方で、グループ拡大による人件費の増加で2億7,600万円のマイナス、会計処理変更に伴う退職給付費用の増加で7,700万円のマイナス、その他で1億6,900万円のマイナスなどがありました。

その結果、営業利益は前年同期の7億8,200万円から、当期は19億2,000万円へと増加しました。人的資本への投資として、人件費や採用費への先行投資を実施しつつも、ロールアップ戦略の着実な進行により、売上高の拡大を通じた営業利益の大幅な改善を実現したことにより、高い利益水準を維持しています。

連結貸借対照表

連結貸借対照表の状況です。2026年4月期1月末時点の総資産は前期末比17億7,400万円増加の162億5,600万円となりました。

流動資産は前期末比13億2,000万円増加の131億8,200万円となり、このうち現預金は91億7,400万円と大幅に増加しました。

負債は前期末比7億9,700万円増加の62億5,000万円となりました。これは、事業活性化と収益拡大により営業債務が2億2,000万円増加し、未払法人税等が2億4,000万円増加したことなどによるものです。

純資産は前期末比9億7,700万円増加の100億500万円、自己資本比率は前期末3.1ポイント低下の58.2パーセントとなっています。

当社グループの戦略的投資の進捗状況(1/2)(ロールアップ)

戦略的投資の進捗状況についてご説明します。当社グループは、成長戦略の中核としてロールアップ戦略を推進しており、スライド下部に記載のとおり、これまでに6社のM&Aおよび4社のCVC出資を実行しました。

グループシナジーの発揮もありオーガニックおよびインオーガニックの双方で業績が大きく拡大しています。また、ROEは改善傾向が続いており、灰色のグラフで示しているように2026年4月期は11.6パーセントまで上昇する見込みです。

当社グループの戦略的投資の進捗状況(2/2)(人的資本投資)

戦略的投資のもう一方をなす人的資本投資についてご説明します。当社グループでは、採用、育成、エンゲージメント向上の各フェーズにおいて積極的に投資を行っています。特に採用に関しては、M&Aだけでなく新卒・中途採用を強化しており、2026年4月期の実績として、グループ全体で40名の新卒採用を実現しました。また、デジタルおよびクリエイティブ領域の高度専門人財を中心に中途採用を加速し、50名超を採用しました。

人財育成の取り組みとしては、従来の年次別研修を抜本的に刷新し、プランニング研修やマーケティング研修などの全社横断型の実践的研修を導入しています。さらに、リベラルアーツ教育を重視した研修により、体験想像力を持つ人財の育成を進めています。

また、エンゲージメント向上への取り組みとしては、3期連続でベースアップを実施するとともに、各種手当を新設するなど、継続的に待遇の改善を行っています。

2026年4月期通期業績見通し

2026年4月期通期業績見通しについてご説明します。通期業績見通しについては、2025年12月15日に公表した内容を据え置いています。これは、第2四半期連結会計期間から連結子会社となったNPU社の取得原価の資産および負債への配分とその償却額が現時点では未定であるためです。

そのため、通期業績予想は保守的な予想としており、売上高は前期比40.1パーセント増の285億円、営業利益は前期比40.9パーセント増の18億円、経常利益は前期比43.6パーセント増の18億2,000万円、当期純利益は前期比26.7パーセント増の11億1,000万円を予想しています。

配当予想

配当予想についてご説明します。2026年4月期の配当は、前期比13.5円増加の1株当たり63円と過去最高となる見込みです。

当社は、株主還元を経営の最重要課題の1つと位置付けており、業績連動型の柔軟な還元を実施しています。連結配当性向はおおむね50.0パーセント程度を基準としていますが、大型M&Aを実施する場合はこの限りではありません。

なお、本配当予想は、2026年2月1日を効力発生日とした株式分割を考慮しています。

受注・引合残高

受注・引合残高についてご説明します。2026年1月31日時点の受注・引合残高は、50億9,600万円となり、前年度の43億8,600万円から7億1,000万円増加しました。

受注・引合残高は増加傾向にあり、確度の高い案件の獲得も増加しています。官公庁や民間を問わず、イベント、プロモーション、展示会など幅広く案件を受注しています。

一方で、Low案件の合計は9億700万円となり、前年度の10億7,900万円から1億7,200万円減少しました。Low案件は前年度比で減少しているものの、受注および引合残高は大幅に増加しており、パイプライン全体の確度が向上していることがおわかりいただけると思います。

私からのご説明は以上です。ご清聴いただきありがとうございました。

質疑応答①

質問:第3四半期累計の連結営業利益がすでに通期予想の金額を上回っていますが、予想を据え置いているのはなぜでしょうか?

回答:NPU株式会社の取得原価の資産および負債への配分およびその償却については、現時点では未定です。この状況から、通期連結業績予想は保守的な予想としており、2025年12月15日発表の業績予想を据え置くこととしました。

質疑応答②

質問:ROEは改善傾向にあるようですが、その主な要因は何でしょうか?

回答:ROEは当期末で11.6パーセントにまで回復する見込みで着実に向上していますが、これは好調なオーガニック業績に加え、2025年4月期より配当性向を原則50パーセントとする配当の実施、さらにM&A投資を積極推進してきた結果になります。

当社は、成長を加速させるロールアップ戦略とその基盤となる人的資本投資を中心に、多様な資金調達を組み合わせながら、さらなる事業拡大を推進していきます。

質疑応答③

質問:特に売上高が大きく伸びているようですが、業界のマクロ要因と貴社特有の要因に分けて説明してください。

回答:第3四半期累計の売上高は229億円、前年同期比で66.5パーセント増と大幅に増加しています。主な理由としては、業界全体が伸びていることもありますが、それ以上に、当社のM&A戦略の進捗で、当社グループのクライアントリスト、営業力、企画力、制作力が向上したことで、すべてのクライアントカテゴリーで前年の売上実績を超過したためです。

中でも、スポーツ・ファッションカテゴリーにおける世界的ハイブランドのイベント・展示会を中心とした大型案件の受注によって売上高は40億円となり前年同期比で715パーセント増、著名IPのポップアップストア運営案件が大型化かつ継続したことにより売上高は21.6億円、前年同期比で82パーセント増など、これまでにない規模、セグメントの案件の受注を実現しています。

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