■会社概要
1. 会社概要と沿革
船場は内装・ディスプレイ業界大手4社の一角である。商業施設の専門性が高く、専門店や大型店・ショッピングセンターなど幅広く展開する。近年ではオフィス、医療・介護施設、学校、空港などのインフラ施設などにも事業領域を拡大しており、いずれも商業施設づくりで培った“賑わう場づくりのノウハウ”に特長がある。近年では“Good Ethical Company”を標榜し、人や地球環境・社会・地域に配慮した新しい付加価値を追求している。
創業は1947年に遡り、陳列ケースの製造及び販売事業を大阪で開始した。戦後の好景気の時期には店舗の内装工事業に進出、その後のモータリゼーションの発展に伴い郊外ショッピングセンターやチェーン店、大型商業施設などに対象を拡大していった。1984年には、日系企業の海外進出に合わせて香港に拠点(現在は閉鎖)を設け、アジア進出を開始した。現在では、台湾、上海、シンガポール、ベトナム、マレーシアに拠点を持つ。イオングループ(代表プロジェクト:越谷レイクタウン)や森ビル(代表プロジェクト:麻布台ヒルズ)など大手デベロッパーとの取引実績がある。従業員数は554名(2025年12月期末時点)、設計・デザイン系人材が約4割、監理・施工管理系人材が約3割で層が厚い。2016年に東証2部上場、2017年に東証1部昇格、2022年に東証スタンダード市場に移行した。
2. 事業内容
同社事業は商環境創造事業のみの単一セグメントであるが、市場分野別に「専門店」「大型店・複合商業施設」「オフィス・余暇施設等」の3分野に分けて管理をしている。売上高構成比では、「専門店分野」が31.9%、「大型店・複合商業施設分野」が36.7%、「オフィス・余暇施設等分野」が31.4%である。なお、海外事業の売上高構成比は12.0%である(いずれも2025年12月期)。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)