unerryは30日、東京都の「令和7年度DXによる観光データ活用等支援事業」において、人流ビッグデータなどを活用し、大田区・府中市・神津島村の3地域の観光課題を分析し、解決に向けた方向性を整理したと発表した。
国内約2.4億IDの人流データに加え、アンケートや各種データを組み合わせ、来訪者の行動特性や満足度、ニーズを把握した。
大田区では羽田空港を起点とした来訪機会が多い一方、区内回遊率や滞在時間、消費拡大につながっていない点が課題として浮上した。蒲田・大森エリアでは短時間滞在が中心であり、回遊促進に向けた施策設計や効果測定指標の整備が必要と整理した。
府中市では来訪者像の把握不足が課題であったが、分析により「特定目的で広域から訪れる層」と「近隣居住者中心の余暇利用層」の二層構造が判明した。これを踏まえ、域外来訪者に加え居住者の行動も含めた施策設計を進め、回遊や滞在時間の拡大を図る方針とした。
神津島村では閑散期の来訪者伸び悩みが課題であったが、従来想定に加え登山目的の30から50代男性層の存在が明らかとなった。事前情報不足や雨天時の過ごし方に関する課題も確認され、満足度向上や再訪促進に向けた体験設計とデータ可視化の必要性が示された。
今後は施策の具体化と効果検証を進め、地域が自らデータに基づき観光施策を運用する体制構築を支援する。
unerry—東京都の観光DX事業で3地域の課題分析し、地域自らの観光施策運用を支援
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