■ファインデックスの今後の見通し
● 2026年12月期の業績見通し
2026年12月期の連結業績は、売上高が前期比1.6%増の6,209百万円、営業利益が同2.2%増の1,829百万円、経常利益が同2.6%増の1,889百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同3.6%増の1,302百万円を見込んでいる。小幅ながら増収増益で過去最高更新を見込む。売上面は医療ビジネスが大規模病院のシステム更新サイクルの谷間となるため減収見込みだが、公共ビジネスとヘルステックビジネスの成長が貢献する。セグメント別売上高の計画は医療ビジネスが同4.2%減の5,451百万円、公共ビジネスが同17.9%増の419百万円、ヘルステックビジネスが同437.2%増の340百万円である。利益面は戦略的な人的投資を継続して人件費が増加するが増収効果で吸収する見込みだ。
重点施策として、医療ビジネスでは大規模医療機関を対象とするクラウドサービスの順次導入、クリニックを対象とするクラウド型電子カルテや文書作成支援サービスの拡販、電子処方箋に係るHPKI※セカンド電子証明書の安定運用及び新規申し込みへの順次対応などを推進する。公共ビジネスでは効率的な販売ルートの確立と機能拡充、事業規模拡大に伴う人員増強と組織力強化などを推進する。ヘルステックビジネスでは、電子カルテデータ利活用のための医療データプラットフォーム事業における各種プロジェクトを推進するほか、新機能開発(白内障検査、斜視検査への対応)が完了した視線分析型視野計の国内販売計画の遂行及び海外販売のアクセレーションを推進する。2026年12月期は医療ビジネスが更新サイクルの谷間という一過性要因の影響を受けるが、公共ビジネスの成長が加速していることなどを勘案すれば好業績が期待できると弊社では考えている。
※ HPKI(保健医療福祉分野公開鍵基盤)は、Healthcare Public Key Infrastructureの略で、医師や薬剤師などの有資格者であることをデジタル上で証明する基盤のこと。同社が提供管理するHPKIセカンド電子証明書を利用する施設数は2025年12月期末時点で約19,000施設を超えている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展)