6日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。中東紛争の激化が懸念されるなか原油相場は高値圏を維持し、ドル買い継続の見通しに。ただ、160円台では日本政府の為替介入が警戒され、過度な円売りは縮小しそうだ。
トランプ米大統領の前週の国民向け演説はイランに対する強硬策をアピールする内容で市場の不安を煽る内容となった。一方、イランは周辺のホルムズ海峡運航に柔軟姿勢を示したものの、原油相場の高騰が続く。週明けアジア市場はNY原油先物(WTI)が失速したとはいえ1バレル=111ドル付近と高水準が続き、ドルは売りづらい。日経平均株価の上げ幅縮小で円売りは後退したものの、ドル・円は159円半ばまで値を下げた後はもみ合う展開となった。
この後の海外市場は引き続き中東情勢にらみ。3日に発表された米雇用統計は非農業部門雇用者数が予想外に増加したほか、失業率は改善。平均受給は想定を下回り、スタグフレーション懸念は後退によりややドル買いに振れやすい。また、原油相場の高止まりでインフレを意識したドル買いも続くだろう。一方、160円以上の水準では為替介入が警戒され、過度な円売りは抑制されるとみる。また、日銀は今月の金融政策決定会合で追加利上げが期待され、円買いは根強い。
【今日の欧米市場の予定】
・23:00 米・3月ISM非製造業景況指数(予想:55.0、2月:56.1)