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欧米為替見通し:ドル・円は底堅いか、米国とイランの停戦合意を好感も今後も見極め

8日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。米国とイランがパキスタンの仲介による停戦協議に合意したと報じられ、有事のドル買いが巻き戻される展開に。ただ、不透明要因も残され、過度なドル売りは抑制されそうだ。

トランプ米大統領はイランが停戦合意案を受け入れない場合には激しい攻撃を加えるとし、交渉期限が迫る中カーグ島爆撃の報道を受けドル買い先行。その後、パキスタンが米国に停戦期限延長を要請したと伝えられると、逆にドル売り優勢の展開に。この日は欧州中銀(ECB)の早期利上げ観測からユーロ買いに振れ、ユーロ・ドルは1.16ドル付近に浮上、ドル・円は159円半ばに軟化。本日アジア市場はさらにドル売りが進み、160円は遠のいた。

この後の海外市場は、米国とイランがパキスタンの仲介で停戦に向かうとの期待感からドル買いの巻き戻しが見込まれる。ただ、市場はトランプ氏の不確実な発言やイランの米国に対する強い不信感に着目し、ドル売りを抑制。今晩の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で物価への影響に関する見解も注目され、ドル買い材料に。一方、週内発表のインフレ指標が注目され、ドルは売りづらい面もある。さらに、欧米株高ならリスク選好的な円売りに振れ、ドルを下支えしよう。

【今日の欧米市場の予定】
・18:00 ユーロ圏・2月小売売上高(予想:前月比-0.2%、1月:-0.1%)
・18:00 ユーロ圏・2月生産者物価指数(予想:前年比-3.0%、1月:-2.1%)
・03:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨公表(3月開催分)

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