9日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■米国とイランの代表団による交渉を見守る
■ABCマート、26/2営業利益 1.2%増 632億円、27/2予想 3.7%増 656億円
■塩野義米で抗菌薬、開発や工場建設、米政府から764億円
■米国とイランの代表団による交渉を見守る
9日の日本株市場は過熱感が警戒されてくる可能性もあり、買い一巡後は次第に膠着感が強まりそうだ。8日の米国市場は、NYダウが1325ドル高、ナスダックは617ポイント高だった。米国とイランが即時停戦に合意したことを明らかにした。イランのアラグチ外相は2週間の間ホルムズ海峡の安全な航行が可能になるとSNSに投稿し、原油先物価格は1バレル=94ドル台に急落したほか、米長期金利の低下を受けて買い優勢の展開になった。シカゴ日経225先物(6月限)清算値は大阪比645円高の57075円。円相場は1ドル=158円50銭台で推移。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形で、買いが先行して始まりそうだ。日経225先物はナイトセッションで57350円まで買われる場面もみられた。中盤以降は56600円~57100円辺りでの推移と膠着感が強まったが、57000円に乗せて終えている。ボリンジャーバンドの+2σを上回っての推移をみせており、前日の急騰に対する利益確定の売りが意識されつつも、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうである。
イラン情勢を巡り2週間の停戦合意が発表された後も、各地で交戦が続いていると報じられている。アラブ首長国連邦(UAE)やバーレーンなど湾岸諸国にはイランからの攻撃があり、一部で被害が報告されているようである。米国とイランの代表団による交渉がパキスタンで現地時間11日午前中から行われると報じられるなかでは、この交渉の進展を見守ることになるだろう。
とはいえ、ホルムズ海峡の安全な航行が可能になるようだと、原油相場の下落に伴うエネルギーコストへの不安が後退するほか、サプライチェーンひっ迫への懸念が和らぐことになり、幅広い銘柄への物色が意識されそうである。前日に日経平均型のけん引していたアドバンテストや東京エレクトロンはいずれも10%を超える上昇で一気に25日・75日線を上抜けている。3月以降の調整に対するトレンドが好転してくることで、修正リバウンドを意識した動きが期待されそうだ。
■ABCマート、26/2営業利益 1.2%増 632億円、27/2予想 3.7%増 656億円
ABCマートが発表した2026年2月期の連結業績は、売上高が前期比1.7%増の3786億2400万円、営業利益は同1.2%増の632億8700万円だった。国内においては、店舗展開で、郊外のショッピングセンターを中心に、通期で33店舗の新規出店を行った。インバウンドは増加傾向にあり、免税売上は金額ベースで前期比1割以上の増加となった。オンライン販売については、著名人とのコラボ商品が売上を牽引。海外事業については、韓国が政治の混乱により上半期の国内需要は減少した。米国は関税政策の影響等があった。27年2月期の連結業績は、売上高が前期比5.9%増の4008億円、営業利益は同3.7%増の656億円を計画。コンセンサスを若干上回る計画。
■前場の注目材料
・日経平均株価は上昇(56308.42、+2878.86)
・NYダウは上昇(47909.92、+1325.46)
・ナスダック総合指数は上昇(22635.00、+617.15)
・SOX指数は上昇(8510.92、+507.05)
・シカゴ日経225先物は上昇(57075、+645)
・米長期金利は低下
・高市内閣による防衛費増額などの経済政策
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・住友電工タングステンリサイクル増強、中国依存度を低減
・塩野義米で抗菌薬、開発や工場建設、米政府から764億円
・タムラ製作所情報機器売却、パワエレ・再生エネ関連に集中
・三井住友FG大手証券・信託銀行など10社、相続専門で新会社設立
・アイチコーポ伊藤忠商事が追加出資、インフラ整備拡充
・山善最大風量10%増、移動式スポットクーラー
・川崎重工ガスエンジン発電設備受注、JFEエンジから10万kW級
・東陽テクニカ米社製基盤を投入、半導体2機能を同時検証
・電通G自律AI群連携、マーケ施策内製化を支援
・NEC世界戦略加速、AI時代に挑む新執行体制
・メニコンゲル状骨補填材「ヴァーテ」、医療機器承認取得、名古屋大学などと
・ニコン米社からCAR-T細胞療法製品の製造受託
・オリエンタルランド東京ディズニーシー、15日から25周年イベント
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・特になし