コロンビア・ワークス
●DAIBOUCHOU
なるほど。リスク分散にもつながるということですね。よく分かりました。ありがとうございます。
○アナリスト 中西
財務戦略と資本政策について伺わせてください。先日、公募増資による資金調達を実施されました。希薄化率は10%程度とのことですが、それを上回る企業価値向上のロードマップをどのようにお描きでしょうか。また、現在は市場全体の影響もありますが、目標に掲げられている「PBR2倍超の安定的維持」に向けたエクイティストーリーについても教えてください。
■コロンビア・ワークス 水山様
ありがとうございます。私は上場直後から「確かな投資機会さえあれば、お預かりした資産をより有効に活用し、リターンとしてお戻しする」と公言してまいりました。昨年末のタイミングで、まさに「これならば株主様の資産を最大化できる」と確信できるパイプラインが見えてきたため、増資に踏み切らせていただきました。
我々はかねてより営業利益成長率20%以上を掲げてきましたが、今回の増資資金を投入することで、25%〜30%程度の利益成長が十分に狙える投資案件を確保できています。この「希薄化を補って余りある高成長」を実現できる確信こそが、今回の決断の根拠です。
今後の資金調達については、企業である以上、将来的に魅力的な投資機会に恵まれれば選択肢から排除はしません。しかし現時点では、まずは前回の増資でお約束した「30%程度の利益成長」を確実に遂行することが最優先であると考えております。
プライム市場への上場を見据える上でも、安易に株式数を増やすのではなく、1株あたりの価値をしっかりと高め、株価を押し上げていこうと思います。
○アナリスト 中西
長期的なビジョンについても伺わせてください。「テーマ型不動産での市場シェア1%獲得」、そして「AM事業のAUM2兆円」という高い目標を掲げておられます。この壮大な目標に到達するまでのストーリーをどのようにお描きでしょうか。
■コロンビア・ワークス 水山様
ありがとうございます。これまではコロナ禍の影響もあり、アセットタイプとしては比較的レジデンスの比重が高くなっていました。しかし、本来我々が真価を発揮するのは、ホテルやオフィス、さらには検診センターといった特殊な用途まで手がけるマルチアセットの企画開発です。
今後はこうした多様なアセットへの分散を強めることで、必然的に一案件あたりの投資規模も大きくなってまいります。そこで、自社のバランスシートだけでなく、AM事業を通じた外部資金との協業が極めて重要な鍵となります。AM事業と一体となって大型案件へ投資していくことで、AUMの拡大を加速させ、効率的に目標を達成したいと考えております。
○アナリスト 中西
なるほど。自社のバランスシートを使う場合とAM事業で取り組む場合とで、案件のサイズを使い分けるイメージでしょうか。貴社はこれまで1案件20億円程度の規模を中心に手がけられてきましたが、より大型の案件についてはファンドを活用していく、といった戦略ですか。
■コロンビア・ワークス 水山様
そうですね。少なからず、そのような役割分担の要素はあります。
○アナリスト 中西
なるほど。ありがとうございます。
●DAIBOUCHOU
最後に、株主向けの施策について伺わせてください。御社の強みは「家賃を高める企画力」にありますが、実際の物件を目にしない限り、その付加価値を実感しきれない株主の方も多いのではないでしょうか。竣工物件の見学会などを開催いただければ、低コストで株主の理解を深める絶好の機会になるかと思いますが、いかがでしょうか。
■コロンビア・ワークス 水山様
ありがとうございます。まさに私共も自社の企画力には自信を持っておりますので、株主の皆様に直接ご覧いただける機会はぜひ提供したいと考えております。
ただ、実は一つ嬉しい悩みがありまして、私共の物件は、オープンさせると非常にリーシングのスピードが速く、ありがたいことにすぐに満室になってしまうのです。そのため、見学会を開催できるタイミングを確保するのが物理的に難しいという課題がございます。
DAIBOUCHOU様がおっしゃる通り、実物を見ていただくことが最大の訴求になると考えておりますので、今後の開発プロジェクトにおいて適切なタイミングを調整し、機会があればぜひ実施させていただきたいと思っております。
●DAIBOUCHOU
よく分かりました。ありがとうございます。今後の御社の成長に大いに注目していきたいと思います。
■コロンビア・ワークス 水山様
ありがとうございました。
コロンビア・ワークス×中西哲氏×DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(9)に続く