前日27日の米国株式市場はまちまち。イラン和平協議の停滞で原油高を警戒した売りに加え、ダラス連銀製造業活動指数が予想外のマイナスとなり相場は下落した。中盤にかけ、ナスダックは主要企業決算の発表を今週に控え、期待感に持ち直し上昇に転じ、過去最高値を更新。終盤にかけてダウも下げ幅を縮小し、主要指数は高安まちまちで終了した。米株式市場の動向を横目に、本日の日経平均は反落して取引を開始した。朝方に下げ幅を広げた後は、前場は60,200円付近で軟調もみ合い展開となった。その後もじりじりと下げ幅を広げ、6万円を下回って取引を終了した。国内主要企業の3月期決算発表が増えており、好決算・好業績銘柄への物色意欲が株価下支え要因となったが、日経平均株価の上げをけん引してきた半導体やAI関連株に利益確定売りが広がった。また、日銀が金融政策決定会合で政策金利の据え置きを決めたが、「経済・物価情勢の見通し」では据え置きへの反対票が増えたため、早期の追加利上げへの思惑が強まったことも投資家心理にネガティブに働いた。
大引けの日経平均は前営業日比619.90円安の59,917.46円となった。東証プライム市場の売買高は26億7,810万株、売買代金は9兆4,819億円だった。業種別では、その他金融業、建設業、鉱業などが上昇した一方で、情報・通信業、電気機器、空運業の3業種のみが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は81.8%、対して値下がり銘柄は15.8%となっている。
個別では、ファーストリテ、中外薬、キオクシアHD、KDDI、豊田通商、オリックス、ダイキン、信越化、京セラ、リクルートHD、三井物、三菱商事、塩野義、大成建などの銘柄が上昇した。
一方、ソフトバンクG、アドバンテ、東エレク、日東電、フジクラ、ファナック、アステラス薬、レーザーテック、日立、デンソー、スクリン、ルネサス、富士通、ソシオネクスト、住友ファーマなどの銘柄が下落した。